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On the Production
by 井口健二
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■第35回
ニヴァーサルで独自に開発された作品。邦題の通り水中でも
呼吸のできる半魚人(原語ではGill Man=鰓男と呼ばれる)
が、水中から美女を襲うというもので、水面近くを泳ぐ美女
を海中から狙うシーンは、『ジョーズ』の巻頭シーンの元に
なったとも言われている。               
 そして今回リメイクを計画しているのは、そのオリジナル
の脚本を担当したアーサー・ロスの息子のゲイリー・ロス。
そのロスが製作を担当し、脚本には、“Terminater 3: Rise
of the Machines”のテディ・サラフィアンの参加が発表さ
れている。因にロスは、『スパイダーマン』のトビー・マグ
ワイアの主演で、7月に全米公開が予定されている競馬映画
“Seabiscuit”では脚本監督を手掛けているが、本作では製
作に専念するようだ。一方サラフィアンには、「キャメロン
の脚本以外には絶対に出演しない」と言っていたアーノルド
・シュワルツェネッガーを翻意させた手腕が期待される。 
 その他のスタッフ・キャストは未発表だが、ユニヴァーサ
ルのクラシックホラーのリメイクでは、04年はスティーヴン
・ソマーズの監督、ヒュー・ジャックマン主演による“Van
Helsing”が公開予定ですでに撮影開始されており、順調に
行けばその次ぐらいが期待できそうだ。         
        *         *        
 お次はディズニーから、37年製作の“Topper”という作品
のリメイク計画が発表されている。           
 このオリジナルは、日本では『天国漫歩』という邦題で戦
前に公開されているようだが、『虹を掴む男』と同じノーマ
ン・Z・マクラウド監督の作品で、ケーリー・グラント、コ
ンタンス・ベネットが主演した幽霊コメディ。アメリカのガ
イドブックでは星3つ半の高い評価で、39年と41年に続編も
公開されている。また79年にはケイト・ジャクスンの主演で
テレビ版リメイクもされており、さらに85年にコンピュータ
ーでカラー化された第1号の作品だということだ。    
 これほどの、いろいろな意味で映画ファンに愛された作品
のリメイクということだが、今回計画しているのは、01年の
『ウェディング・プランナー』を手掛けたアダム・シャンク
マン監督とコメディアクターのスティーヴ・マーティン。2
人は、3月第1週公開の“Bringing Down the House”とい
う作品が、全米第1位の興行成績を記録したばかりで、その
余勢を駆っての今回の発表のようだ。          
 ただし、マーティンは3月末からショウン・レヴィ監督で
これもリメイクの“Cheaper by the Dozen”(一ダースな
ら安くなる)の撮影が決まっており、今のところシャンクマ
ン監督の次回作という訳でもないようだ。         
        *         *        
 後は以前から紹介していると思うが。         
 ニコール・キッドマン主演、フランク・オズ監督で、6月
からの撮影が決まっている“The Stepford Wives”のコメ
ディリメイクに、今年のオスカー助演賞候補になっている
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のクリストファー
・ウォーケンと、グレン・クローズの共演が発表されている。
この計画には先にキッドマンの夫役でジョン・キューザック
と隣人の主婦役でジョアン・キューザックの姉弟の共演と、
主人公を助けるゲイの男の役でロジャー・バートの出演も決
まっており、かなりにぎやかな作品になりそうだ。     
 一方、ジョージ・A・ロメロ監督が79年に発表したカルト
作品“Dawn of the Dead”(ゾンビ)のリメイクに、コマ
ーシャル出身のザック・スナイダー監督の起用が発表されて
いる。『ゾンビ』はロメロの3部作の中では最も高い評価を
受けている作品だが、その描写も最も過激な作品で、そのリ
メイクに表現も注目される。因にスナイダーは一時コロムビ
ア製作の“S.W.A.T.”の監督に起用が決まっていたが、彼が
Rレイトを主張したために降板した経緯があるようだ。リメ

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03月15日(土)
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