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On the Production
by 井口健二
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■第34回
一方、レディ・ペネロープ役にはソフィア・マイルズ、パ
ーカー役にはロン・クックという配役も発表されている。
そして、国際救助隊の頭脳でもあるブレインズ役に、テレ
ビシリーズ『ER』のグリーン医師役で人気のアンソニー・
エドワーズの出演が発表された。
なお、もう一人の息子のアランと、悪漢フッドの配役はま
だ判明していないが、3月から撮影は、『スコーピオン・キ
ング』などのウィリアム・オズボーンの脚本で、ロンドンの
シェパートン撮影所とインド洋のセイシェル諸島で行われる
ことになっている。
* *
前回は、『シュレック』を製作したヴァンガードがディズ
ニーと手を結んだことを紹介したが、今回は逆に、『トイ・
ストーリー』などを製作したCGIアニメーションの老舗ピ
クサーからディズニー離れの情報が伝わってきた。
ディズニーとピクサーでは、95年の『トイ・ストーリー』
以来、『バグス・ライフ』『トイ・ストーリー2』『モンス
ターズ・インク』を発表して、その総興行収入は17億ドルに
達していると言われている。そして今年の夏には“Finding
Nemo”が公開され、さらに04年には“The Incredibles”、
05年には“Cars”と続くのだが、実は両社の契約はここまで
で、06年以降の契約はされていないのだ。
これに対してピクサーから、新たにエミリー・クックとキ
ャシー・グリーンバーグという脚本家の起用が発表され、2
人が執筆した大型レストランの中でのネズミ達の冒険を巡る
物語について来年度に最優先での製作を行うこと、そのため
2人をピクサー社の本拠のあるサンフランシスコに呼び寄せ
て、アニメーション制作者達との関係を密にして製作を進め
るという計画が発表された。なおこの計画についてピクサー
からは、物語のキーポイントはおろか、題名も発表されない
という、完全な秘密主義で製作が進められるというものだ。
そしてこの新作について、その配給をディズニーが行うか
否かは決定しておらず、場合によっては他社からの配給もあ
り得るということだ。
とは言うものの、ピクサー作品の過去の製作費は7500万ド
ルから1億2500万ドルが掛けられているということで、今回
の計画もその最高レベルの製作費が見込まれているというこ
とだが、前回紹介したヴァンガード製作費は1本当たり3000
〜4000万ドルということでその差は余りにも大きい。経費を
削って、劣った作品を作られるのは願い下げだが、それにし
てもこのままでディズニーがすんなりとOKしてくれるかど
うかは判らないし、他社がそれを引き受ける可能性も…とい
う感じなのだが。
どこの世界でも、事業の効率化は難しいところに来ている
ようだ。
* *
次も続報で、前々回04年の公開予定で紹介したトム・クル
ーズ主演、パラマウント製作の“Mission: Impossible 3”
の監督に、昨年末にアメリカで“Narc”という作品が公開さ
れたジョー・カーナハンという監督の抜擢が発表された。
なお、この“Narc”という作品は、日本では5月の公開が
予定されているが、レイ・リオッタとジェイソン・パトリッ
クの主演で70年代を背景にした警官スリラー。かなりハード
な切れ味の良い作品と紹介されていた。そして、実はこの作
品の製作総指揮を勤めたのがクルーズということで、その手
腕を認めての今回の抜擢となったようだ。
それで一方、当初予定されていたデイヴィッド・フィンチ
ャーだが、実は彼にはその前にソニー製作の“The Lords of
Dogtown”という作品の計画が発表されており、このときの
説明では“M:I 3”の撮影は04年になってからとされていた
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03月01日(土)
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