ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■トーク・トゥ・ハー、シカゴ、アルマーニ、ダブル・ビジョン、ダークネス
そしてやって来た白人捜査官と、以前に正義感から警察内部
の腐敗を告発して国際課に転属させられた刑事とがコンビを
組み、事件の真相に迫って行く。一方、刑事には崩壊しかけ
た家庭があり、自閉症気味の一人娘が事件に絡んでいる気配
もあるのだが…。                   
謎解きは知られた手法ではあるが、背景にある道教の存在が
けっこうオカルトで、それなりに楽しめる作品ではあった。
なかなかアクションが出てこなくて、これはこのままかと思
いかけたところで突然の大アクションというのも、良いタイ
ミングで楽しめた。                  
ただ結末は今一つ不明瞭で、一応、表面的な事件は解決する
のだが、残された謎も多い。この結末は、いろいろな取り方
ができるようにしたつもりかも知れないが、やはりこれはす
っきりと終らせて欲しかった。             
                           
『ダークネス』“Darkness”              次々に話題作が登場するスペイン製ホラー映画。     
といっても、主な配役はアメリカ映画の俳優が中心だし、台
詞もすべて英語という作品だ。             
長くアメリカで暮らしていた一家が、父親の故郷であるスペ
インの町に引っ越してくる。高校生の長女はアメリカに戻り
たいと言っているし、小学生の長男も新しい生活に馴染んで
いない。しかも家の暗がりには何かがいる気配もある。  
物語の背景には、40年前に6人の子供が行方不明になったと
いう未解決の事件があり、その事件に引っ越してきた家が関
係しているらしい。長男はちょうどその年頃。そして家には
子供たちの霊がいて、何かを求めている。        
一方、父親が発作を起こし、それは長男が生まれる前に病ん
でいたという精神の病を再発させてしまう。そして父親は次
第に暴力的になり、40年前と同じ日食の日が近づいてくる。
長女はボーイフレンドと共に、家の真相を探り当てるが…。
結局、話はオカルト絡みで、日食の暗闇の中で7人の子供の
首を、愛する人の手で掻き切り、その血で円環を描くことで
邪悪なものを復活させようという説が出てくる。大量殺人の
理由づけに、この手のオカルトもいろいろな手法を考えるも
のだというところ。                  
『シックスセンス』や『アザーズ』などの流れの作品で、見
ていて背中がぞくぞくしてくる。ホラー(horror)というよ
りチラー(chiller)という呼び名がピッタリの作品。しか
もそのテクニックが実に上手い。この手の感じが好きな人に
はたまらない作品だろう。               
『X−メン』のアンナ・パキン、『ショコラ』のレナ・オリ
ン、『トゥーム・レイダー』のイアン・グレン、『ハンニバ
ル』のジャンカルロ・ジャンジーニらの共演もすごい。  

02月16日(日)
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