ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460442hit]

■第28回
とが紹介されていた。これに加えて今回は、この映画化の監
督に、今年夏に公開されて全米で5,100万ドルの興行成績を
上げた“Like Mike”という作品のジョン・シュルツの起用
が発表されたもので、いよいよ実写による映画化が進められ
ることになるようだ。                 
 ゲーム感覚の原作を、リフキンがどのように脚色している
かも興味津々だが、原作のシリーズは各巻のテーマがそれぞ
れ異なっており、歴史ものやSF、確か1冊は映画がテーマ
のものもあったはずだ。今回はその内のどの巻が映画化され
るのか、またシリーズ化を目指すのかなど、これからの情報
が楽しみだ。                     
 それと、上にも書いているように主人公の名前は、原作で
はウォルド、日本版ではウォーリーとなっており、この辺を
どうするのかも気になるところだ。           
        *         *        
 『ザ・リング』のハリウッドリメイクは成功を納めたよう
だが、それに続いて今度は韓国映画からのハリウッドリメイ
クの話題が相次いでいる。               
 まず1本目は、英語の題名が“My Wife Is a Gangster”
というもので、この作品は、日本語で検索できるサイトでは
『粗暴の女房』という題名で紹介されているようだが、韓国
では2001年の秋に公開されて大ヒットを記録した作品。お話
は、暴力組織の女ボスが、最愛の妹の遺言に応えるために結
婚しなければならなくなり、彼女は何も知らない男を見付け
て結婚に漕ぎ着けるが、男は結婚後に真実を知り、女は結婚
後に本当に彼を愛していることに気付く、というラヴコメデ
ィ仕立ての作品のようだ。               
 そしてこの作品の再映画化権が、『ザ・リング』の製作に
も関ったロイ・リーとダグ・デイヴィスンが主宰するヴァー
ティゴという会社を通じてミラマックスにもたらされ、同社
では“Serendipity”の脚本家のマーク・クレインと契約し
て、ハリウッド版の脚本を執筆させるということだ。なお、
ヴァーティゴは、リメイク版の製作も担当することになって
いる。またミラマックスでは、オリジナルの韓国映画のアメ
リカ配給権も100万ドルで獲得しているそうだ。      
 もう1本は、英語の題名が“Marrying the Mafia”とい
うもので、この作品は検索サイトでは見つからなかったが、
こちらはワーナーがリメイク権を獲得している。      
 お話は、弁護士の男が一夜の相手を見つけるが、その女は
マフィアのボスの娘で、男は彼女と結婚するか、抹殺される
かの選択を迫られるというもの。上の作品とよく似た題材の
ようにも思えるが、この作品もヴァーティゴの仲介でワーナ
ーとの契約が結ばれた。                
 因に、韓国映画のリメイク権は、今年だけで5作品の契約
が結ばれているということで、ワーナーではこの他に、日本
でも話題になった“Il Mare”のリメイク権を先に契約して
いるということだ。                  
 また、韓国だけでなく、香港映画の“Hitman”のリメイク
権がワーナーと契約されており、さらにタイ香港合作で、ダ
ニー&オキサイド・パン兄弟監督の“The Eye”は、トム・
クルーズ主宰のクルーズ/ワグナーが映画化権を獲得。パラ
ウントでのリメイクが計画されているそうだ。      
 日本映画だけでなく、アジア映画の才能をハリウッドが注
目し始めているということだ。             
        *         *        
 続いては、前回“The Phantom”のリメイクに関ることを
紹介した脚本家のスティーヴン・E・デ=スーザの情報で、
彼が執筆した“Blast!”という脚本が、“Hellraiser III”
のアンソニー・ヒコックスの監督で映画化されることが発表
された。                       
 デ=スーザは、1988年『ダイ・ハード』の脚本で一躍注目

[5]続きを読む

12月01日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る