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On the Production
by 井口健二
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■第27回
画の企画を検討して、幽霊ものや、連続殺人鬼ものなどと話
し合っているうちに、あるときウェインスタインが「ずっと
狼人間ものが好きだった」と発言すると、ウィリアムスンが
「それなら今すぐに企画を提出できる」と答え、届けられた
企画を見て直ちにゴーサインを出したということだ。
なお作品は、「『スクリーム』と同様に第1に恐がらせる
ことを目的としたものだが、その上お楽しみも一杯詰まって
いる」ということで、特に「スペシャルエフェクトを駆使し
て、今までの観客が見たこともないような映像を展開、今ま
での作品とは違った捻りのある作品をお見せする」というも
のだそうだ。
ということで、来年8月公開を目指して年内にも撮影が開
始されるようだが、実はクレイヴンの計画では、この時期に
は黒沢清監督の『回路』をリメイクする“Pulse”の計画も
発表されていた。しかし前回報告したように主演をオファー
されていたキルスティン・ダンストが出演しないことが判明
し、その上今回のクレイヴン側の発表で、『回路』のリメイ
クの計画は当分お預けということになりそうだ。
* *
アメリカでは今年が中間選挙の年ということで、これから
2年後の大統領選挙に向けて政治のシーズンの開幕だが、こ
の時期を狙って大物スターによる政治家を主人公にした作品
の計画が目立ってきている。
そんな中で、76年の『大統領の陰謀』で共演したロバート
・レッドフォードとダスティン・ホフマンが相次いで政治家
を主人公にした映画に主演する計画が発表されている。
まずはロバート・レッドフォードで、72年に製作主演した
“The Candidate”(候補者ビル・マッケイ)の後日談を描
く計画が発表されている。具体的な内容は明らかにされてい
ないが、オリジナルで上院議員を目指し、メディアを活用し
た選挙戦を繰り広げたマッケイのその後を描くものというこ
とだ。レッドフォードは同じ役での製作主演と、監督も担当
することになっている。製作はワーナー。
一方、ホフマンの主演作は、“Mooseport”という作品。
こちらは、前大統領の主人公(ホフマン)が引退後に東海
岸の小さな町に引っ越してくるが、その町の市長の席が空席
だったことから、周囲の期待を集めてしまうというもの。そ
して対抗馬には、今年のエミー賞を受賞したレイ・ロマーノ
扮する地元の商店主が立候補するのだが…、というコメディ
タッチの作品のようだ。『いまを生きる』のトム・シュルマ
ンの脚本で、監督はロッド・ルーリィ。製作は“T3”も手掛
けているインターメディアで、配給はこれから交渉されると
いうことだ。
* *
カートゥーン・ネットワークで人気の“Johnny Bravo”と
いう30分アニメーションシリーズの実写による映画化権をワ
ーナーが獲得し、これを『スコーピオン・キング』が好調の
ザ・ロックこと、ドウェイン・ジョンスンの主演で検討して
いることが発表された。
元々カートゥーン・ネットワークとワーナーは協力関係に
ある会社ということで、すでに両社の間では『パワーパフ・
ガールズ』の劇場版も製作公開されているが、実写映画化を
共同で進めるのはこの作品が初めてになるということだ。因
に、この夏の大ヒット作『スクービー・ドゥ』もカートゥー
ン・ネットワークで放送されていたものだが、この映画化は
ハナ=バーベラの権利に基づいて行われたもので、ネットワ
ークは映画の製作にはタッチしていなかった。
そして今回計画されている“Johnny Bravo”は、97年にス
タートしたカートゥーン・ネットワーク製作のオリジナル番
組で、最も成功した看板番組だそうだ。内容は、エルヴィス
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11月15日(金)
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