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On the Production
by 井口健二
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■第23回
いた作品」と紹介している。
なおクルセイダー社では、以前に紹介したレイ・ブラッド
ベリ原作“A Sound of Thunder”を、ピーター・ハイアム
ズ監督、エドワード・バーンス、キャサリン・マコーミック、
ベン・キングズレーの共演で、プラハで撮影中で、この作品
はワーナーが全米配給をすることになっている。また10月撮
影開始で、クライヴ・カッスラー原作のアクション・アドヴ
ェンチャーシリーズの第1作“Sahara”の映画化も進めてお
り、この作品の全米配給はパラマウントが担当するようだ。
この他に同社では、リス・アイファンズ、ミランダ・オッ
トー共演の“Danny Deck Chair”と、ラッセル・マルケイ
監督で、ジェフリー・ラッシュ、ジュディ・デイヴィス共演
による“Swimming Upstream”という作品がポストプロダク
ション中。さらに86年の『愛は静けさの中に』でアカデミー
賞の脚本賞候補にもなった劇作家のマーク・メドフが監督デ
ビューするトルーマン・カポーティ原作“Children on Their
Birthdays”の映画化を今秋撮影開始で準備中だそうだ。
* *
続いてはSF映画の計画をいくつか紹介しておこう。
まずは『インソムニア』を製作したアルコンから、SFの
要素もあるロマンティック・スリラーで、“Hindsight”と
いう作品の計画が発表された。この計画は、アレキサンダー
・トレスという脚本家のオリジナルに基づくもので、その内
容は秘密とされているが、情報ではタイムトラヴェルと低温
学を中心にした物語だということだ。低温学、つまり人工冬
眠とタイムトラヴェルの組み合わせというと、SFではロバ
ート・A・ハインラインの名作『夏への扉』を思い出すが、
映画はどのような物語が展開されるのだろうか。
因にトレスは、すでに“Hit the Misses”というアクショ
ン・コメディ作品をソニー傘下のコンラッドと契約している
他、超常現象を扱ったスリラーの“Indigo”という作品をミ
リアッドと、さらに“Mercury Effect”という脚本をワーナ
ーと契約しているということだ。また今回の作品は、アルコ
ンとワーナーとの5年間に10本の契約に従って、アメリカで
はワーナーが配給することになっている。
お次は、新人のスコット・スワンと、Webの映画ニュース
の執筆者としても知られるドリュー・マックィニーが提案し
た“Post Human”というアイデアが、リヴォルーション・ス
タジオで取り上げられ、映画化に向けて動き出すことが発表
された。このアイデアは、軍事研究所が兵士の新陳代謝を高
める技術を開発したことから始まるSFアクションで、リヴ
ォルーションでは彼らから口頭でアイデアの説明を受けるな
り、直ちに映画化の契約を進めることにしたということだ。
そしてマックィニーは自らのWebページで、「これから脚
本の執筆を始めるが、自分は契約した会社がどのように作家
と接するかも心得ているし、この会社と一緒に仕事をできる
ことに興奮している」と心情を発表している。とは言えマク
ィニーは、すでに“The Ring”の内部試写にも立ち会って批
評を載せるほどの業界内部に通じた人物で、同時に映画作品
についても過去にはいろいろな発言をしているということな
ので、これから彼が作り上げる作品には、いろいろな意味で
の注目が集まりそうだ。
もう1本はフェニックス社で進められている“Warrior”
という計画を、ソニー傘下のコロムビアが取り上げ、共同製
作と配給を担当することになった。この計画は、W・D・リ
ッチャーという脚本家が執筆したもので、内容はこれも公表
されていないが、情報によると、ハイテクを搭載した無人の
戦闘機が機能不全を起こし、エリートパイロットで構成され
る有人の戦闘機部隊の主力を全滅させてしまう。そして生き
残った一人のパイロットに、そのハイテク機破壊の任務が任
されるが…、というものだそうだ。
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09月15日(日)
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