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On the Production
by 井口健二
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■第15回+ローラーボール、パニックルーム
で題名だけ紹介したユニヴァーサルで計画されている99年に
発表されたジョン・ニックル原作“Ant Bully”のCGIア
ニメーション化で、先のアカデミー賞で新設された長編アニ
メーション賞の初の候補の1本に選ばれたパラマウント製作
の“Jimmy Neutron: Boy Genius”で脚本監督を担当したジ
ョン・A・デイヴィスの起用が発表された。
この作品は、ユニヴァーサルとトム・ハンクスが主宰する
プレイトーンの共同製作で進められているもので、お話は、
水鉄砲を持ったまま昆虫の大きさに縮小されてしまった少年
が、蟻たちの社会での厳しい労働に耐え、敵との闘いに大活
躍をしながら元の大きさに戻るまでの冒険を描いたもの。こ
の作品を、前作と同じくスティーヴ・オーデカークとの共同
脚本で映画化することになるようだ。
この他、プレイトーン社の計画では、クリス・ヴァン=オ
ールズバーグ原作の“Polar Express” と、モーリス・セン
ダク原作の“Where the Wild Things Are”の映画化も進行
している。
このうち前者はトム・ハンクスの主演で、CGIアニメー
ションと実写の合成が計画されているもので、この計画には
ハンクスと『キャスト・アウェイ』で組み、88年の『ロジャ
ー・ラビット』で同様の作品の経験のあるロバート・ゼメキ
スの監督が発表されている。脚本は『キャスト・アウェイ』
のウィリアム・ボイル。
また後者はオールCGIアニメーションでの製作が計画さ
れているもので、この監督に、95年のディズニー作品『ポカ
ホンタス』を共同で手掛けたエリック・ゴールドバーグと、
脚本には00年の『ラマになった王様』のデイヴィッド・レイ
ノルズの起用が発表されている。
なお、第6回の記事では、“Curious George”の映画化が
先行されると報告したが、この作品はユニヴァーサルが独自
に進めているもの。これに対して、今回紹介した3作はプレ
イトーン社側の企画ということで、直接関係はないようだ。
ただしこれらの作品のCGIアニメーションの製作は、いず
れもILMが担当することになっている。
* *
続いては、第4回で紹介した『ジュマンジ』の続編“Juma
nji 2”について新しい動きができたようだ。
前回の記事では、脚本家のドン・ライマーが手掛けた脚本
と、原作者のクリス・ヴァン=オールズバーグが新たに執筆
した続編が登場したことを報告したが、今回の発表では、こ
の続編の監督に、99年に『ビッグ・ダディー』の大ヒットを
生み出したデニス・デュガンが契約したということだ。
デュガン監督は、ここ4作ほどはソニー傘下のコロムビア
でプログラム・ピクチャーを作り続けていて、その内の『ビ
ッグ・ダディー』が大ヒットを記録したということだが。今
回の契約では、自身のストーリーアイデアで“Jumanji 2”
を描き出すというもの。実は彼自身、“Jumanji 2”を巡る
動きは横目で見ていたようだが、最近になって良いアイデア
を思いつき、これを提出したところ幹部たちに気に入られ、
このアイデアを活かすために、先にCGIアニメーションの
“Ice Age”をヒットさせた脚本家のピーター・アッカーマ
ンや、元ユナイトで脚本部門のトップを務めたリゼイ・ドラ
ンらを起用して脚本化を行うことになったものだ。
なおデュガンのアイデアでは、彼自身が前作で感じた驚き
や感動をそのまま踏襲した作品にしたいということで、前作
よりも進んだf/xを駆使して、前作よりもコメディの要素
を増やした作品にするということだが、その前提が前作に主
演したロビン・ウィリアムスを再び主演に起用するというこ
とで、ウィリアムスが再び出演してくれるか否かに勝負が懸
かっているようだ。しかしデュガンは、「絶対にロビンの興
味を引く作品になる」ということで、コロムビア側も彼の意
見に賛同して今回の契約を結んだ訳で、それなりの賞賛は有
りということなのだろう。
一方、ヴァン=オールズバーグが執筆した“Zathura”に
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05月15日(水)
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