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On the Production
by 井口健二
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■第7回
一方、もう一つ気になる視覚効果部門には8本の予備候補
が発表されている。
その作品は、『A.I.』、“Black Hawk Down”、『キャッ
ツ&ドックス』、『ワイルド・スピード』、『ハリー・ポッ
ターと賢者の石』、『ジュラシックパーク3』、『ロード・
オブ・ザ・リング』、『パール・ハーバー』ということで、
SFからファンタシー、怪獣(恐竜)映画に戦争映画、自動
車アクションまで、実にヴァラエティに富んだ作品が並んだ
が、話題になった作品の中では、『ハムナプトラ2』と『猿
の惑星』は選から漏れたようだ。因にこの予備候補は、アメ
リカ映画アカデミーの視覚効果部門の40人のメムバーによっ
て選ばれている。
感じとしては、『ハリー・ポッターと賢者の石』と『ロー
ド・オブ・ザ・リング』のファンタシー2作品の争いになり
そうだが、他にSF映画がない分、『A.I.』にも目があるか
も知れない。これも2月11日に発表される3本の最終候補次
第になりそうだ。
* *
続いて、今年7月までのアメリカ封切り日が決定されてい
る主な作品を列記しておくと。まずH・G・ウェルズの名作
を映画化する“The Time Machine”が3月8日。未公開シー
ンの追加もある『E.T.』の20周年記念の再公開が3月22日。
『ハムナプトラ』の第3弾でもある“The Scorpion King”
が4月19日。続いてシリーズ化も期待される“Spider-Man”
が5月3日。そして“Star Wars Episode II:The Attack of
the Clones ”が5月17日。チェン主演の“The Taxedo”が
6月7日。ディック+スピルバーグ+クルーズの“Minority
Report”が6月28日。待望の続編“Men in Black 2”が7月
3日。同じく“Stuart Little 2”が7月19日。さらにシリ
ーズ第3弾の“Austin Powers in Goldmembers”とディズニ
ーランドの人気アトラクションを映画化する“The Country
Bears”が7月26日の封切りとなっている。
いまさら言うまでもなく、今年は『スター・ウォーズ』の
公開年だが、その前後に“Spider-Man”“Men in Black 2”
“Stuart Little 2”をぶつけるソニーの成果は如何にとい
うところになりそうだ。
* *
さて後半はいつものように製作情報を紹介しよう。
上で紹介した興行成績で2位3位を占めた2作品を始め、
アカデミー賞の予備候補でもメイジャー系の作品はいずれも
何らかの形でコンピューターの補助を受けているということ
で、CGIアニメーションの勢いは留まるところを知らない
感じだが、以前に紹介した“Astro Boy”“The Cricket in
Times Square”“Curious George”に加えて、またもや新た
なCGIアニメーションの計画が発表された。
発表したのはミラマックス傘下のディメンションで、題名
は“American McGee's Alice”という作品。この題名に冠さ
れたAmerican McGeeについては、ゲームマニアにはご存じの
方も多いかも知れないが、“Doom”や “Quake”などのシリ
ーズ作品で、アメリカでは2000年度の10 game godsの1人に
も選ばれているゲームクリエーター。そして今回の計画は、
そのAmerican McGeeが00年12月に発表した最新のパソコン用
ヴィデオゲーム“Alice”を映画化するというものだ。
ゲームの内容は、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリ
ス』をゴシック風に再構成したものということで、ゲームの
ジャンルはアクションファンタシーゲーム。ストーリー的に
は、成長したアリスが、マッド・ハッターやチェシャキャッ
ト、それに赤の女王らと闘うというものだそうだ。
そしてこの計画では、実は昨年の5月にディメンションと
American McGeeとの間で映画化権の契約が結ばれ、同時にウ
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01月15日(火)
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