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On the Production
by 井口健二
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■第5回+囁く砂、グレーマンズ・・・、バスを待ちながら、バニラ・スカイ
お金の話のついでに前回紹介した“Charlie's Angels 2”
で、交渉のまとまったキャメロン・ディアスの出演料は2000
万ドルを突破、これは女優では、『エリン・ブロコビッチ』
でのジュリア・ロバーツに次ぐ記録になったということだ。
一方、製作も兼ねるドリュー・バリモアは先に契約が済んで
おり、ルーシー・リューの再登場もほぼ決まっているという
ことで、これで続編の製作に向けての障害は無くなったと前
回書いたのだが、考えてみたらもう一人のレギュラー出演者
ボスレー役のビル・マーレーが残っていた。前作では撮影中
にマーレーと女優たちの間でトラブルがあったという情報も
伝わっているが、今度はどうするのだろうか。
* *
最後に短いニュースをまとめておこう。
まずは前回紹介したドン・マーフィ製作の“Astro Boy”
は、オールCGIのアニメーションで製作されることが発表
された。当初の計画ではアトムだけがCGIの『スチュアー
ト・リトル』のような映画ということだったが、計画が変更
されたようだ。公開は04年の夏の予定になっている。
日本でも大ヒットしている『ハリー・ポッター』の第2作
“The Chamber of Secrets”は予定通り02年の公開だが、第
3作の“The Prisoner of Azkaban”の公開は、1年遅れて
04年の秋になることが発表された。その理由は、03年には、
同じワーナー配給で『マトリックス』の2本の続編“The Ma
trix Reloaded”と“The Matrix Revolutions”の5月と11
月の公開が決定され、当初03年の11月に予定された“ Azkab
an”の公開にぶつかることになったためのようだ。まあ原作
の第5部の刊行も遅れているようだし、この際、映画製作に
も少し余裕が持てるのも良いことかも知れない。
ただし、同じくワーナー系のニューラインで製作公開され
ている“Lord of the Rings”の方は当初の予定通り、03年
に第3部の公開を行うということだ。
一方、ニューラインからは、『指輪物語』に並ぶイギリス
のもう一つの大河ファンタシーで、C・S・ルイス原作によ
る“The Chronicles of Narnia”『ナルニア国ものがたり』
の映画化にも乗り出すことが発表されている。この原作は、
魔法が使える異世界ナルニアを舞台にしたもので、物語の順
番では『カスピアンの王子』に始まる7部作だが、発表され
た計画では、第2部で最初に発表された“The Lion, the Wi
tch and the Wardrobe”(ライオンと魔女)からの製作にな
るようだ。なおこの原作は過去にBBCでミニシリーズ化さ
れたことがあるようだが、本格的な映画化は初めてになる。
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介します。 ※
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『囁く砂』“Pasir Berbisik”
1960年頃、反乱軍が民衆の生活を脅かしている時代を背景に
したインドネシア映画。
主人公の母親と娘のダヤは最初は海に近い村に住んでいた。
薬の行商を営む父親の行方は知れず、母親はダヤを呼ぶとき
には、ただ「娘」と呼んで厳格に育てている。
その村が反乱軍の焼き討ちにあい、母娘はそこに行けば安全
に暮らせるというパシール・プティ(「白い砂」の意味)を
目指して旅に出る。しかしその地は遠く、母娘は途中の山里
に小屋を借りて住み始める。だが、その山里も安住の地と呼
ぶには程遠かった。
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12月15日(土)
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