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On the Production
by 井口健二
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■羊とオオカミ(King and I、INFORMER、ファイティングF、世界から、エッシャー、種をまく、パリの恋人、読まれなかった、人生、喝風太郎)
める作品だ。なおオハラと渡辺は先の日本公演で卒業が発表
されており、本作がその証しとなるようだ。公開は9月27日
より、東京はTOHOシネマズ日比谷他でロードショウ。)
『THE INFORMER 三秒間の死角』“The Informer”
(英国推理作家協会賞やスウェーデン最優秀犯罪小説賞など
を受賞のアンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム
原作小説の映画化。減刑取引でFBIに協力する主人公が、
麻薬王を追う内にNYPDの潜入捜査官の死に関る。そして
FBIの支援も打ち切られた中で、主人公は最後の賭けに出
るが…。出演は2014年3月紹介『ロボコップ』や2016年8月
14日題名紹介『スーサイド・スクワッド』などのジョエル・
キナマンと、前回題名紹介『プライベート・ウォー』などの
ロザムンド・パイク。他にコモン、2017年10月紹介『ブレー
ドランナー 2049』などのアナ・デ・アルマス、クライヴ・
オーウェンらが脇を固めている。監督は2016年『エスコバル
楽園の掟』などのアンドレア・ディ・ステファノ。物語は受
賞作らしいしっかりとした展開のもので、劇中にはかなりの
アクションもあって中々に楽しめた。公開は11月29日より、
東京はTOHOシネマズシャンテ他で全国ロードショウ。)
『ファイティング・ファミリー』
“Fighting with My Family”
(プロレスラーの“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンス
ンが製作を務める、女性プロレスラーの実話に基づく作品。
主人公は家族経営の弱小団体で、兄と共にパフォーマンスを
披露していた少女。そんな彼女の夢は世界規模の大会で優勝
してスター選手になることだった。そして兄と共に挑んだ登
竜門の大会で闘った結果は、彼女だけが合格し、兄は落選。
こうして彼女にはフロリダ州の研修施設でプロになるための
鍛錬が始まるが…。チアリーダーやモデルから集められた研
修生の中では彼女だけが異質で、周囲とのギャップは明白。
しかしそんな彼女が奇跡を起こす。出演は、2018年2月4日
題名紹介『トレイン・ミッション』に出ていたというフロー
レンス・ピュー。他にレナ・ヘディ、ニック・フロスト、ジ
ャック・ロウデン、ヴィンス・ヴォーン、そしてドウェイン
・ジョンスンらが脇を固めている。公開は11月、東京はTOHO
シネマズ日比谷他で全国ロードショウ。)
『世界から希望が消えたなら』
(幸福の科学出版製作、大川隆法原案、製作総指揮、大川咲
也加脚本による作品で、監督の赤羽博がマドリード国際映画
祭の外国語長編映画部門にて最優秀監督賞を受賞した作品。
出版社も経営するベストセラー作家が心臓病からの肺水腫で
余命宣告されるが、使命を自覚した作家は手術を断り、「心
の力で病気は治る」の信念で症状を克服。再開した執筆でベ
ストセラーを続発。ついには世界進出してロンドンでの講演
会も成功させる。その使命とは神の力でテロの背景にある対
立を克服するというものだった。出演は、映画初主演の竹内
久顕。他に千眼美子、さとう珠緒、芦川よしみ、石橋保、木
下渓。さらに小倉一郎、大浦龍宇一、河相我聞、田村亮らが
脇を固めている。大川作品は、今まで2019年2月3日題名紹
介『僕の彼女は魔法使い』や2018年9月23日題名紹介『宇宙
の法 黎明編』など、それなりにファンタシーやSFで興味
深かったが…。公開は10月18日より、全国ロードショウ。)
『エッシャー視覚の魔術師』
“Escher: Het Oneindige Zoeken”
(数理的なトリックアートで、今も人々を魅了するオランダ
の版画家/画家マウリッツ・コルネリス・エッシャーについ
て描いたドキュメンタリー。1972年に亡くなったエッシャー
は生前に1000を超える書簡や日記などを遺していたそうで、
本作はそれらを基にした遺族やコレクター、崇拝者へのイン
タヴューなどで綴られる。その中にはロックミュージシャン
のグラハム・ナッシュが大きく取り上げられ、また書簡の中
ではミック・ジャガーからの手紙に対する皮肉で一杯の返信
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09月15日(日)
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