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On the Production
by 井口健二
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■ジョニー・E、ヘレディタリー(バグダッド、おとなの、家族のはなし、山中傳奇、快楽の、世界で一、ハード・C、走れ!T、不滅の、夜明け)
の異変は家族関係を崩壊させて行き…。
出演は2018年6月紹介『500ページの夢の束』などのトニ・
コレット(本作にてInternational Online Cinema Awardsの
女優賞を受賞)と、2018年8月26日題名紹介『ライ麦畑で出
会ったら』などのアレックス・ウルフ。
それに2002年生まれで、2013年にブロードウェイデビュー、
その舞台の演技で共演者と共にトニー賞の特別表彰を受けた
というミリー・シャピロ。因に彼女が好きなファッションは
原宿、好きな映画のジャンルはホラーだそうだ。
さらに2016年10月紹介『母の残像』などのガブリエル・バー
ン、2013年5月紹介『コンプライアンス』などのアン・ダウ
トらが脇を固めている。
雪に閉ざされている訳ではないが、郊外のかなり孤立した感
じの一軒家が主な舞台で、そこでミニチュアハウスの制作に
熱中する主人公など、雰囲気的にはスタンリー・クーブリッ
ク監督の『シャイニング』を思い出すかな。
特に家族同士が信頼できなくなり、その中で次々に巻き起こ
る怪異現象の積み重ねには、その手法を研究した感じもして
くる作品だ。
ただし本作の場合は、その結末というか話の落としどころが
かなり異質で、それまでの展開と少し落差が大きすぎる感じ
がした。それは思い返せば伏線もいろいろ敷かれてはいるの
だが、その唐突さには呆気に取られるというか、少し退いて
しまう感じもした。
勿論この結末自体が悪い訳ではないが、それならそれなりの
導入がもっといろいろあっても良いと思う訳で、特に本作の
場合は主人公が制作するミニチュアハウスとの関連が、全く
物語に活かされていないのは、勿体なくも感じてしまったと
ころだった。
その辺が物語にしっかり絡んできたら、もっと凄い話になる
と思ったのだが。
公開は11月30日より、東京はTOHOシネマズ日比谷他にて全国
ロードショウとなる。
この週は他に
『バグダッド・スキャンダル』
“Backstabbing for Beginners”
(21世紀初頭。経済封鎖で国民が困窮するイラクでは、国連
の指揮下で支援活動が行われていた。2002年、国連事務次長
の特別補佐官に任命されたマイクル・サリヴァンはバグダッ
ドの現地事務所に派遣される。しかしそこにはフセイン政権
と繋がるフィクサーやクルド人の出自を隠す通訳など様々な
人物がおり、数々の不正も行われていた。その実態に驚くサ
リヴァンだったが、上司からは国民を守るため不正には目を
瞑れと説得される。そんな彼の手に不正を暴く決定的な証拠
が届けられるが…。出演は、製作総指揮も務める2017年5月
紹介『ダイバージェント』などのテオ・ジェームズと、トル
コ出身のベルシム・ビルギン。さらにベン・キングズレー、
ジャクリーン・ビセットらが脇を固めている。脚本と監督は
2014年『ストックホルムでワルツを』のペール・フライ。こ
れは実話に基づく驚愕の作品だ。公開は11月3日より、東京
は新宿シネマカリテ他で全国順次ロードショウ。)
『おとなの恋は、まわり道』“Destination Wedding”
(キアヌ・リーヴスとウィノナ・ライダーの共演で、僻地で
行われるリゾート結婚式に招かれた男女を巡る物語。男性は
新郎の弟で、兄弟仲は良好ではなく父親とも確執があった。
女性は新郎の元婚約者で、準備した結婚式を直前にキャンセ
ルされた。しかし2人とも心の大きさを見せたくて招きに応
じたものだ。そんな2人が僻地に飛ぶ飛行機の出発空港では
いがみ合うが、飛行機の席は隣り同士でそれなりに会話を始
めるようになる。さらに用意されたホテルの部屋も隣り同士
で、前夜祭のパーティでも浮いてしまう2人は、2人だけの
会話を弾ませるようになって行き…。脚本と監督は、2014年
公開『5時から7時の恋人カンケイ』などのビクター・レヴ
ィン。こういう作品が好きな人も多いのかもしれないが、若
い内ならいざ知らず、自分の年齢になると正直あまり笑えな
いというか、切実だったかな。公開は12月より、東京はTOHO
シネマズ日比谷他で全国ロードショウ。)
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10月07日(日)
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