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On the Production
by 井口健二
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■仁光の受難
と発音されているのは洒落のつもりなのかな? そこにはそ
れなりのルールもあって、そこから逸脱すると官憲が乗り込
んでくるようだ。そんな中での物語が展開される。EXILEの
メムバーが主要な役を演じる他に、窪田正孝、林遣都、中村
蒼、斎藤工らの若手俳優が脇を固め、さらに津川雅彦、岸谷
五郎らのベテランも登場する。台詞のある役が100人を超え
るそうだ。公開は8月19日より、全国ロードショウ。)
『エンドレス・ポエトリー』“Poesia Sin Fin”
(2016年9月紹介『虹泥棒』などのアレハンドロ・ホドロフ
スキー監督による2014年『リアリティのダンス』に続く自伝
シリーズの新作。前作では故郷トコピージャの漁村に暮らす
幼少時代が描かれたが、本作では首都サンティアゴでの青年
時代が描かれる。とは言うものの作品は、監督らしい摩訶不
思議な雰囲気に彩られたものだ。そしてその撮影を、2016年
11月27日題名紹介『壊れた心』などのクリストファー・ドイ
ルが担当、こちらもその雰囲気を倍加させている。なお本作
の流れで次回作があるとすればヨーロッパ編となるようで、
いろいろな人との交流も始まるその作品を是非ともみたいも
のだ。本作の公開は11月18日より、東京は新宿シネマカリテ
他で全国順次ロードショウ。)
『リミット・オブ・スリーピング・ビューティ』
(インディーズ映画で注目を集めてきた二宮健監督が、ゆう
ばり国際ファンタスティック映画祭2015で審査員特別賞を受
賞した作品を、商業映画デビュー作としてセルフリメイク。
小さなサーカス小屋でマジシャンのアシスタントをしている
女性が、催眠術にかかる演技をしている内に幻想と現実の狭
間の世界に紛れ込む。出演は2016年9月18日題名紹介『ひか
りをあててしぼる』などの桜井ユキと、2017年1月紹介『3
月のライオン』などの高橋一生。他に山谷初男、満島真之介
らが脇を固めている。内容は原案、脚本も務める監督の心象
世界だから周りはそれに従えばよい。繰り広げられる映像の
氾濫に身をゆだねて楽しむ作品だ。公開は10月21日より、東
京は新宿武蔵野館他で全国順次ロードショウ。)
『南瓜とマヨネーズ』
(2006年『ストロベリーショートケイクス』などの原作で知
られる漫画家・魚喃キリコの代表作とされる作品の映画化。
ミュージシャンを目指す恋人のため内緒で風俗に勤め始めた
女性。その現実を知った恋人は真面目に働き始めるが…。彼
女は過去の男と再会し、ダメと知りつつその優しさにのめり
込んで行く。出演は臼田あさ美、太賀。その脇をオダギリジ
ョー、清水くるみ、光石研らが固めている。脚本と監督は、
2012年9月紹介『BUNGO ささやかな欲望』の中の「注文の多
い料理店」を担当した冨永昌敬。原作は1990年代の作品のよ
うだが、都会の片隅では今でもこんなことってあるのだろう
なあ、と思わせる物語が展開される。公開は11月11日より、
東京は新宿武蔵野館他で全国ロードショウ。)
『先生! 、、、好きになってもいいですか?』
(2011年2月紹介『高校デビュー』などの河原和音原作少女
コミックスからの映画化。女子生徒がクールで生真面目な教
師に恋をし、その気持ちを素直にぶつけるが…。出演は広瀬
すず、生田斗真。他に竜星涼、森川葵、健太郎、比嘉愛未ら
が脇を固めている。監督は、2013年8月紹介『陽だまりの彼
女』などの三木孝浩。脚本は2015年『心が叫びたがってるん
だ。』などの岡田麿里が担当した。前々回『ナラタージュ』
に続いてジャニーズ主演のよく似た感じの話だが、行定作品
は小説の映画化で本作はコミックス。その辺の違いが映画化
に現れているのも面白く感じられた。なお題名は当初原作の
ままだったが変更されたようだ。公開は10月28日より、東京
は新宿バルト9他で全国ロードショウ。)
『泥棒役者』
(2011年12月紹介『ワイルド7』などの関ジャニ∞丸山隆平
初単独主演という作品。天才的な開錠の腕を持つが真っ当に
生きようとしていた若者が、昔の仲間に脅されて最後の仕事
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08月20日(日)
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