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On the Production
by 井口健二
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■依頼人、リンカーン弁護士、オードリー/See You、ハローキティ、死刑弁護人、ディヴァイド、ラブド・ワンズ、ラヴ・ストリームス+F&F6
さらに2010年5月紹介『ブレイキング・バッド』などのブラ
イアン・クランストンらが脇を固めている。
脚本は2008年8月紹介『最後の初恋』などのジョン・ロマー
ノ、監督は2007年『ハード・クライム』などのブラッド・フ
ァーマン。レグイザモ主演の前作を観たマコノヒーが本作の
監督に推薦したそうだ。
(以下ネタバレです)
実は、本作は上記の韓国映画と同じ会場で行われた試写を続
けて観たものだが、その展開が余りに類似するのに驚いた。
もちろん扱われる事件そのものは全く異なるし推理の内容も
違うのだが、そんな2作を続けて観る偶然に驚かされた。
『オードリー』
『See You』
2011年3月に『はい!もしもし、大塚薬局ですが』を紹介し
ている勝又悠監督作品。因にこの2作品は、それぞれ昨年と
今年の「ゆうばりファンタスティック映画祭」に公式出品さ
れているものだ。
以前紹介の作品は、監督が「自分の母親世代にも観て貰える
作品」としていたものだが、本2作は…。これが監督本来の
作品のようだ。
前者は、文化祭の準備に忙しい共学校が舞台。主人公はある
男子生徒を密かに思っていたが、突然遊び仲間の女子がその
男子生徒を好きだと言い出す。しかも主人公に向かっては、
「学園祭で告白するから、それまで代りに付き合って彼のこ
とを調べて欲しい」とも。
こうしてその男子生徒と付き合うようになった主人公だった
が…。
主演は、『大塚薬局』に続けて監督とのタッグになった笠原
美香。男子生徒役にオーディションで見出された暮浩平、そ
して遊び仲間役に2008年3月紹介『パーク・アンド・ラブホ
テル』の梶原ひかりと、映画は初出演の小田島渚。
後者は、夫婦不和で父親が家を出てしまった一家の娘が主人
公。そんな彼女は帰宅中に声を掛けてきた男性に誘拐される
が…。何処でも連れて行くと言う男性に、彼女は父親の故郷
の地名を告げる。
主演はオーディションで選ばれた清瀬やえこ。共演は2003年
1月紹介『アカルイミライ』に出演の園部貴一。他に『大塚
薬局』などの桜井淳美、2011年6月紹介『ふゆの獣』などの
前川桃子、それに近藤圭子。女優3人は勝又監督作品の常連
組のようだ。
2作とも物語自体は作り物めくが、登場する女子の姿はそれ
なりに現実に則したものなのかな。そうでもなければこれだ
けの支持も得られないとは思うが、筆者も小父さんになって
しまうと中々判らない世界が展開される。
しかも本2作の場合、特に前者では音声のバランスが良くな
くて重要な台詞が聞き取れず、それも物語を理解し辛くして
いた。ヴィデオ制作で同時録音なのは判るが、もう少し整音
などには手を掛けて欲しい感じのものだ。
『ハローキティ みんなあつまれ星空パラダイス!』
光学機器メーカー五藤光学の制作によるプラネタリウム作品
の試写を観せて貰った。今回の鑑賞は別の理由もあっての見
学で、試写の前には担当の方に質問をすることもできた。今
回はそのようなことも踏まえて作品を紹介させてもらう。
実は、以前に渋谷のプラネタリウムで上映された『HAYABUSA
/Back to the Earth』の一般公開を観ており、その際にもド
ラマ作品の可能性は頭に浮かんでいた。そのドラマ作品を今
回は観られたものだ。
で、お話は題名通りキティと友達のダニエル、キキ&ララ、
それにバッドばつ丸の5人が登場し、ほうき星のホーキーが
壊してしまった星座を修復するため大活躍するという内容。
他にもオリオンやさそりなども登場して、25分の上映時間の
割には良く纏められていた。
もちろんお子様向けの番組だが、オリオン座とさそり座の関
係などはそれなりに考えて作られていたようだ。
ということで、以下は技術的な話だが、今回見学した五反田
のプラネタリウムでは、まず映像の解像度は4K×2Kのプ
ロジェクターが2台で、全天では4K×4K=16Mというこ
とになる。対するプラネタリウム装置は1億個の星を投影で
きるものもあるそうだ。
そこで物語は映像で表示し、星空のシーンはプラネタリウム
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05月06日(日)
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