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On the Production
by 井口健二
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■キラー・エリート、サイタマノラッパー3、決闘の大地で、キリング・フィールズ、ジョン・カーター、三重スパイ+製作ニュース
でもまあ主人公の若者の過ちはそれなりの決着に至るから、
それはそれで了解するしかないのだろう。しかし真の悪にも
それなりの制裁が加えられれば、もっとすっきりとした話に
なったような気もするが。
それと肝心のラップがクライマックスなのは良いのだが、こ
れはできればその前のコンサート会場でやって欲しかった。
つまり窓越しではなく、舞台の上と下とでの掛け合いになれ
ばもっと盛り上がったのではないかとも思えたものだ。
そして最後、去り行く友に向かって「しっかり勉強して帰っ
て来いよ」という括りになれば、もっと恰好よく納まった気
もするが…
出演は第1作に出ていたという奥野瑛太、それに全3作に登
場の駒根木隆介と水澤伸吾。
さらに舞台出身で映画デビューの斉藤めぐみ。他に、2010年
8月紹介『桜田門外ノ変』などの永澤俊矢、2011年6月紹介
『ムカデ人間』などの北村昭博、たけし軍団のガンビーノ小
林、そして美保純らが脇を固めている。

『決闘の大地で』“워리어스 웨이”
今年1月紹介『マイウェイ』などのチャン・ドンゴンの主演
によるアメリカ西部が舞台のちょっとファンタスティックな
要素もあるアクション作品。
なお、本作はアメリカのデータベースではニュージーランド
作品となっており、オリジナルタイトルは“The Warrior's
Way”とされているが、主演と監督以下の主要なスタッフは
韓国人で占められており、僕のサイトでは韓国映画として扱
うことにする。
物語の始まりは韓国。互いの殲滅を目指してきた2つの陣営
の一方が勝利し、主人公は最強の戦士となる。しかしそれま
での最強の戦士を倒したとき、彼はその傍らにいた幼い敵陣
営の姫を殺すことができなかった。
そのため味方からも追われることになった主人公は、赤ん坊
の姫を連れてアメリカの西部へと逃れるが、そこにはまた別
の戦いが待ち受けていた。そして彼の背後には、韓国からの
刺客の軍団も迫ってくる。
まあお話は単純明快。主人公には「子連れ狼」の雰囲気もあ
ってコミックスの原作でもあるのかと思ったが、脚本はオリ
ジナルのようだ。そんな主人公をドンゴンが気持ち良く演じ
ている。
そしてそのドンゴンの周囲を、2006年7月紹介『スーパーマ
ン・リターンズ』などのケイト・ボスワース、『POTC』
シリーズのジョフリー・ラッシュ、2007年4月紹介『鉄板英
雄伝説』などのトニー・コックスらが固めている。
さらに2009年6月紹介『30デイズ・ナイト』などのダニー
・ヒューストン、2008年11月紹介『三国志』などのティ・ロ
ンらが出演。
脚本と監督は、ニューヨーク大学映画科を卒業後、韓国国際
大学芸術学部の創設に関り教鞭も取ったというイ・スンム。
すでに数多くの作品で脚本を手掛け、映画賞も受賞している
脚本家の満を持しての監督デビュー作となっている。
また、撮影には2007年10月紹介『ユゴ|大統領有故』などの
キム・ウヒョンが当る一方、VFXは2007年9月紹介『イン
べージョン』などのジェイスン・ピチォ−ニが担当し、アク
ション監督を2011年6月紹介『AVN』の下村勇二が担当す
るなど、国際的な陣容も集められている。
なおアクションには日本刀による剣戟シーンが多く登場し、
ドンゴンはなかなかの剣捌きを見せていた。

『キリング・フィールズ/失踪地帯』
               “Texas Killing Fields”
『アバター』のサム・ワーシントン、2011年6月紹介『シャ
ンハイ』などのジェフリー・ディーン・モーガン、それに、
『ヒューゴの不思議な発明』のクロエ・グレース・モレッツ
が共演するクライムサスペンス作品。
物語の舞台は、テキサス州のガルベストン湾に臨むテキサス
・シティ。その郊外にはキリング・フィールズと呼ばれる湿
地帯があり、そこは遺棄された死体の発見が困難な犯罪の温
床にもなっていた。
そんな町の警察に務める2人の刑事、地元出身熱血型のマイ
クと、ニューヨークから来た冷静なブライアンは、連続する

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03月11日(日)
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