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On the Production
by 井口健二
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■エクトプラズム、ニューヨークアイラブユー、鷹の爪3、完全なる飼育、蜉蝣峠+製作ニュース他
編ではなくミーラー・ナーイル編)、『50歳の恋愛白書』
のブレイク・ライヴリー、『スター・トレック』のアントン
・イェルチン、シャイア・ラブーフ、『イエスマン』のブラ
ッドレイ・クーパー。
また、オーランド・ブルーム、ヘイデン・クリステンセン、
クリスティーナ・リッチ、『ジャンパー』のレイチェル・ブ
ライスン、ロビン・ライト・ペン、イーサン・ホーク、マギ
ー・Q、ジョン・ハート、『ナショナル・トレジャー』のジ
ャスティン・バーサ。
さらにジェームズ・カーン、アンディ・ガルシア、クリス・
クーパー、イーライ・ワラック、ジュリー・クリスティ、バ
ート・ヤング、スー・チーなど、誰を紹介すればいいのか迷
うほどのスターたちの共演が観られる。
それぞれのお話は短いが、それぞれに心に染みる物語が描か
れており、それらが全体として現在のニューヨークを描いた
物語を作り上げて行く。『パリ…』の発展形としても、これ
は見事な作品だ。
因にエンドクレジットには、次回のプロジェクトは“上海、
我愛你”になると書かれていたようだ。
『秘密結社 鷹の爪 The Movie 3』
2006年4月−6月にテレビ朝日系列で放送され、2009年10月
から第2シリーズが放送中というアニメシリーズの劇場版第
3弾。因に、劇場版の第1弾は2007年3月、第2弾は2008年
5月に公開されているそうだ。
全編Flash Movieで製作された作品とのことで、正直に言っ
て動きは滑らかではないし、これをアニメーション作品とし
て認めて良いか否かも迷うものだが、インターネット時代に
はこれもこれで通用してしまう…というところのもののよう
だ。
それにこの種の作品では、独り善がりでファンには喜ばれる
だろうが一般的には理解の外にある作品…という危惧も感じ
てしまう。しかも僕はテレビシリーズも劇場版の前の2作も
観ていない。そんな不安で一杯な気持ちのまま試写会を観に
行った。
で鑑賞した結論は、確かに動きなどは特有のものなのだが、
中に盛り込まれたギャグのセンスなどは充分に楽しめるもの
になっていた。これも恐らくシリーズなどを観ている人には
もっと笑えるのだろうが、そうでない僕でも気持ち良く楽し
めたものだ。
この辺は多分、監督・脚本・キャラクターデザイン・録音・
Flash制作から声の出演まで兼ねるFROGMANなる人物のバラン
ス感覚の良さということなのだろう。まずは本作の来歴など
を全く知らなくても充分に楽しめる作品になっていた。
お話は、劇場版第2作のエンディングで鷹の爪の面々が長期
休暇を取り、それぞれ故郷に帰っていたメンバーが基地に戻
ってくるというところから始まる。この辺は有り勝ちなもの
だ。
ところが彼らの留守中に基地が荒らされ、鷹の爪団の頭脳で
あるレオナルド博士が行方不明。そこでメンバーは博士の故
郷であるアメリカはテキサス州に博士の行方を捜しに出かけ
るのだが…
一方、国連ではアメリカ新大統領が核兵器の完全廃棄を宣言
し、世界の軍需産業が大混乱に陥っていた。そして博士の行
方不明にその軍需産業の影を認めた鷹の爪団は…
物語的には真っ当だし、そこに程よくギャグがちりばめられ
ていて、秋口以降に観た日本アニメに、何というか、かなり
退いてしまっていた自分には、久々に心地よい作品だった。
まあ真面目に評価するには多少抵抗もあるが、これなら認め
られる範囲の作品だ。
なお、本編のクライマックスシーンを何故か『ALWAYS三丁目
の夕日』などの山崎貴監督=白組が担当、ここだけ豪華なC
GIが登場する。また主題歌には、イギリス製作のオーディ
ション番組で話題になったスーザン・ボイルが歌う『夢やぶ
れて』がフィーチャーされている。そんな遊び心も心地よく
楽しめた。
『完全なる飼育〜メイド、for you〜』
1999年〜2004年に計6本が製作された成人向け映画シリーズ
を、5年ぶりに復活させた作品。
物語は、第1作の時は実際の拉致監禁事件を題材にした松田
美智子の原作を用いて映画化されたようだが、第2作以降は
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12月13日(日)
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