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On the Production
by 井口健二
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■USB、ボルト、フィースト2、海の上の君は…、そんな彼なら捨てちゃえば?、ブッシュ、消されたヘッドライン+製作ニュース
マクダウェルも重要な声を務めている。
因に、本作はディズニーが初めて当初から3Dの設計で製作
した作品となっている。今回の試写は2Dで行われたが日本
公開は8月1日でまだ先なので、それまでには3Dでの試写
も観せて貰いたいものだ。
また本作の上映では、“Tokyo Mater”(邦題:メーターの
東京レース)という短編が併映される。作品は2006年『カー
ズ』に登場したレッカー車のメーターが東京に来てドリフト
レースに参加するというものだが、その途中に出てくるカタ
カナ書きの看板がファンには注目だ。

『フィースト2−怪物復活−』
             “Feast II: Sloppy Seconds”
Project Greenlight受賞作品で昨年2月に紹介した『フィー
スト』の続編。
お話は前作の続きで、前作で荒野の一軒家を襲った怪物集団
が、本作では田舎町に襲いかかる。そこには前作で生き残っ
た老バーテンダーや、前作に登場した女バイカー=ハーレー
・ママの双子の姉妹(同じ女優が演じる)もいたりして、怪
物集団との戦いが繰り広げられる。
そして今回のサーヴァイヴァたちは、町中のとある工場に追
いつめられ、そこからの決死の脱出が敢行されることになる
のだが…
前作は、アメリカ映画では久しぶりの本格スプラッターだっ
たが、本作は前作にも増した仕掛けや映像が展開される。そ
れにお笑いのシーンも、前作にも増してブラックになってお
り、正にスプラッターの粋が凝らされた作品というところだ
ろう。
監督は、前作と同じくジョン・ギャラガー。本作にも出演し
ているベテラン俳優クルー・ギャラガーの息子だ。そして脚
本も前作と同じくパトリック・メルトンとマーカス・ダンス
タン。脚本家の2人は『ソウ4』『5』にも起用されるなど
売れっ子になっている。
出演は、前記のギャラガーに加え、『幸せのレシピ』のジェ
ニー・ウェイド、今回は妹役のダイアン・ゴールドナーが前
作から再登場。他に、『POTC』のマーティン・クレバ、
監督の弟のトム・ギャラガーなど、個性派というかいろいろ
な顔ぶれが揃っている。
因に本作は、アメリカ国内の映画祭で上映された他はDVD
での公開となっており、劇場で一般公開されるのは現在のと
ころ世界中でも日本だけとなっている。しかもノーカットの
無修正公開となるようで、日本は他の規制は多いがこういう
ものだけは寛容だ。
また、本作に続いては『フィースト3−最終決戦−』も公開
されるもので、これで3部作の完結となるようだ。
『ソウ』シリーズはまだまだ続く計画で、物語もそれを意識
した明確な結末のない作り方になっているが、その脚本家た
ちがちゃんとした決着を付けられるかどうかも興味が湧く。
第3部の試写は来月行われるので、それを観たらまた報告す
ることにしたい。
ただまあ、前作に比べると、怪物がかなり弱く感じるのは、
物語の進行上仕方ないのかも知れないが、その辺が最終話で
修正されるかどうかも気になるところだ。

『海の上の君は、いつも笑顔。』
2003年『星砂の島、私の島』、2005年『ライフ・オン・ザ・
ロングボード』といういずれも海をテーマにした作品を発表
している喜多一郎監督の最新作。
喜多監督作品では、昨年4月に『サンシャイン・デイズ』と
いう作品を紹介しているが、本作はそれに続けて茅ヶ崎を舞
台にしたもので、海を愛する若者たちの青春ドラマが繰り広
げられる。
主人公は、県立茅ヶ崎高校に通う女子高校生。顧問の教師か
らバスケ部の次期キャプテンに指名されるほどの運動神経の
持ち主だが、生活に目標が無いためか何をやるにも投げやり
な態度だ。
そんな彼女が、密かに憧れる同級生がサーファーと知り、兄
の遺品のボードを持ち出して海に挑む。ところが波に巻かれ
てボードを失ってしまい、しかも兄の三回忌も近付いて、彼
女は必死にボードの行方を捜すのだが…
実は彼女の兄は将来を属望されたサーファーだったが、プロ
デビュー戦の直前に交通事故で命を落としていた。彼女のボ

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04月19日(日)
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