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On the Production
by 井口健二
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■映画監督って何だ!、TANNKA、モンスター・ハウス、父親たちの星条旗、手紙、ナイトメアー・ビフォア・クリスマス−3D
う。その点は、残念ながら僕には判断できないところだ。
なお物語の要所には、過去に俵が発表した短歌の中からそれ
ぞれマッチしたものが選ばれて挿入されており、その感覚は
なかなか良いものだった。
主演は黒谷友香。その年上の恋人に村上弘明、年下の恋人に
黄川田将也が共演。特にモデル出身で、『SHINOBI』
などにも出ている黒谷のR−15指定を受けた体当たりの演技
には迫力があった。他に、高島礼子、西郷輝彦、萬田久子、
中山忍、本田博太郎。
また、音楽を阿木の夫の宇崎竜童が担当しており、アラビア
風の音楽をつけているが、この音楽に合わせたベリーダンス
は、もう少し見せてほしかったところだ。
我が家は読売新聞を購読しているので、原作は連載当時に気
になったが、男女の三角関係(triangle=トライアングル)
の物語に対して、わざわざ『トリアングル』と題名を振る感
覚に鳥肌が立って、読む気が起こらなかったものだ。
今回の映画化で、その題名を変えてくれたことにはほっとし
たが、ローマ字でNを重ねるのは何の意味なのだろう。ワー
プロではそうするが、後が母音でなければ1回で「ん」に変
換されるし、母音の時も「’」を付けるのが普通の表記法だ
ったと思うのだが?

『モンスター・ハウス』“Monster House”
ロバート・ゼメキスのイメージ・ムーヴァースとスティーヴ
ン・スピルバーグのアムブリンの共同製作によるCGIアニ
メーション。
とある住宅地の一角に建つ、見るからに恐ろしげな雰囲気の
漂う家。その家の住人は、芝生に入った子供たちを追い払っ
たり、飛び込んだおもちゃを取り上げたりして、子供が家に
近づくことを徹底して嫌っていた。
主人公は、その家の向かいに住む12歳のDJと幼友達のチャ
ウダー、そして名門校に通う優等生のジェニー。家が怪しい
と睨んで監視を続けていたDJは、チャウダーのバスケット
ボールが飛び込んだのをきっかけに、ついにその家が生きて
いることを発見する。
ところが警察や大人たちは、当然のようにそんなことは信じ
てくれない。しかもいろいろな経緯から、彼らは3人だけで
その家の謎を突き止めなければならなくなる。こうして、テ
ィーネイジャー直前、子供時代最後のハロウィンの大冒険が
始まる。
ゼメキス監督が、2004年にトム・ハンクスを主演に迎えて発
表した『ポーラー・エクスプレス』と同じく、俳優の演技を
モーションキャプチャーにより取り込んで製作されたCGI
アニメーション。
『ポーラー…』の時は、キャラクターも俳優に似せたため、
パフォーマンスキャプチャーという方式名も付けられたが、
今回は前作ほど俳優をそのまま取り込んではおらず、そのた
めか、技術紹介でも単にモーションキャプチャーとされてい
たようだ。
ただし、老人役のスティーヴ・ブシェミは、キャラクターも
かなり本人に似ている感じだし、演技も忠実に採られている
ように見えたものだ。しかし、その他のキャラクターは、一
般的なアニメキャラの雰囲気で描かれている。
実際の話、お子様向けの作品だし、これを『ポーラー…』並
みにリアルにすると、大林監督の『HOUSE』ようにかな
りグロテスクな作品になりそうで、その辺は周到に計算して
作られている感じだ。
なお、日本公開は来年1月13日だが、その際、関東は舞浜、
多摩、浦和美園の3館で昨年の『チキン・リトル』と同じ方
式による3D上映も行われる。試写会は2Dだったが、一種
胎内巡りの映像は、3Dにすると迫力はかなりすごそうだ。

『父親たちの星条旗』“Flags of Our Fathers”
第2次大戦末期の大激戦地・硫黄島を舞台に、ピュリツァー
賞を受賞し、銅像にもなっている有名な写真の誕生を巡る物
語と、その写真の登場人物であったために一躍英雄とされて
しまった男たちの戸惑いを描いた作品。
実際、この時の合衆国は、戦争資金が底を尽き、後一カ月も
したら日本の和平を申し入れなければならなかった状態だっ
たが、この一枚の写真が疲弊しかけていたアメリカ人に戦勝

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10月20日(金)
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