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On the Production
by 井口健二
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■第120回
ているかは知らないが、出来れば円満に事が運んで欲しいと
思うところだ。
また“The Thomas Crown Affair 2”に関しては、2004年
11月15日付第75回で“The Topkapi Affair”という計画を紹
介しているが、それとの関係はどうなっているのだろうか。
それに“Terminator 4”に関しては、前の“Terminator 2”
はソニー傘下のトライスターが配給したものだったが、巡り
巡って戻ってきたという感じだ。といっても日本での公開権
は東宝東和が持っているものだが。
この他、MGMでは全部で6本のテントポール作品の計画
が進められているということだ。今回、その詳細は明らかで
はないが、元々MGMとコロムビアの関係で言えば、MGM
は大作映画会社、コロムビアはプログラムピクチャーの会社
という棲み分けだったから、そのMGMの大作路線の復活は
ソニーにとっても心強いところだろう。
なおこの他にMGMでは、“Species 4”“WarGames 2”
“Into the Blue 2”“Legally Blonde 3”“Cutting Edge
3”などの作品も、テレビ、もしくはDVD直販向けに製作
を進めており、この内、宇宙から来た恐怖のDNAが活動を
再開する“Species 4”は10月にメキシコで撮影開始。また
現ドリームワークス製作代表ウォルター・F・パークスが執
筆した脚本で、マシュー・ブロデリック主演、ジョン・バダ
ム監督により1983年に映画化された“WarGames”の続編は、
前作で大暴走した軍事戦略コンピュータのその後を描いて、
11月に撮影が開始される。
* *
続けて、“The Hobbit”にも関わっているはずのピーター
・ジャクソン監督の情報で、“Temeraire”と題された歴史
ファンタシー・シリーズの映画化権を自費で契約、その思い
を語っている。
このシリーズは、作家のナオミ・ノヴィックが、ナポレオ
ン戦争時代を再構築した世界を背景に進めているもので、そ
の世界では、ドラゴンを駆る空軍が登場し、現実とは異なる
様相の戦争が行われている。そして主人公は、元はイギリス
海軍大佐だったが、ある日、だ捕したフランス艦の艦内で中
国皇帝からナポレオンに贈られたドラゴンの卵を発見、その
卵が目の前で孵化し、彼は海軍の経歴を棄て、Temeraireと
名付けたドラゴンの乗手となるというもの。
この作品について監督は、「自分が興味を持っている二つ
のこと、ファンタジーと歴史、その両方の想いを満足させて
くれる作品だ。ナポレオン戦争でドラゴンが活躍する姿を見
るのが待ち切れない。これこそ僕がやりたかった映画だ」と
語り、また、「これらの本を読んでいて、心の目に彼らが甦
ってくるのを見た。美しく描かれた物語で、新鮮で、オリジ
ナルで、テンポが速いだけでなく、本物の心を持った素晴ら
しい登場人物たちがいる」とも語っている。これから映画化
の実現に向けて最大限の努力をするということだ。
ただし、原作は3巻本ということだが、監督はまだそれを
3部作で映画化するか、1本にまとめるかも決めていない。
また、ヴィデオゲームなど他のメディアへの展開も考慮して
いるとも言われている。しかし、映画会社が目を付ける前に
権利を確保する必要から、今回の契約に踏み切ったというこ
とで、それだけ思い入れも大きいようだ。
* *
リュック・ベッソン主宰のヨーロッパ・コープが製作する
“Ruby Tuesday”と題されたアニメーション作品に、ローリ
ング・ストーズのミック・ジャガーが共同製作として参加。
ストーンズの楽曲が作品を彩ることになった。
この作品は、ディズニーがIMaxで公開した『ファンタジア
2000』の中で「組曲・火の鳥」を手掛けたポール&ジータン
・ブリッツィー兄弟が監督しているもの。ニューヨークを舞
台にシングルマザーの女性が幸せを探す姿が描かれている。
そしてその背景に12曲のストーンズの楽曲が流されるという
ことだ。なおジャガーの共同製作の条件には、この楽曲の使
用も含まれている。
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10月01日(日)
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