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On the Production
by 井口健二
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■第119回
ディアスはナンシー・メイヤー監督のロマンティックコメデ
ィ“The Holiday”が完成している他、三度フィオナ姫の声
を演じる“Shrek the Third”の公開が来年5月18日に予定
されている。またキャリーとディアスは、2003年10月15日付
第49回で紹介したように、昨年公開された『ディック&ジェ
ーン/復讐は最高!』でも、再共演の情報が流れていたが、
その時は実現しなかったものだ。
        *         *
 ジョエル・シュマッチャー監督の名前が出たついでにもう
1本シュマッチャー監督の情報で、“Town Creek”と題され
たオカルトスリラーの計画が進められている。
 この作品は、2005年8月15日付第93回で紹介したニコール
・キッドマン主演の“Invasion”(その後“The Visiting”
に改題されたようだ)を手掛け、本来はジャック・フィニー
原作『盗まれた町』のリメイクだったはずの作品を、独自の
作品に作り替えてしまったデイヴ・カジャニッチによるオリ
ジナル脚本を映画化するもので、物語の骨子は、2人の兄弟
が悲惨なオカルト実験に捕えられてしまうというもの。それ
以上の詳しい内容は紹介されていなかったが、この脚本家な
ら相当のものを期待できそうだ。
 なお、シュマッチャー監督は、現在は“The Number 23”
のポストプロダクション中ということだが、『バットマン&
ロビン』などでも知られる監督は、“Flatliners”や“The
Lost Boys”など超常現象を扱った作品もいろいろ手掛けて
おり、今回の脚本家との顔合せは、ちょっと目新しいものが
出てきそうな期待もするところだ。
 製作は、“How I Met My Boyfriend's Dead Fiance”など
の作品を手掛けるゴールド・サークル。出演者等は未発表だ
が、撮影開始は来年3月に予定されている。
        *         *
 2004年公開『アルフィー』のリメイクでは、1966年のオリ
ジナル版でマイクル・ケインが演じた主人公に扮したジュー
ド・ロウが、1972年公開“Sleuth”(探偵スルース)のリメ
イクで、再びケインの演技に挑むことになった。しかもこの
リメイクでは、ケイン自身もオリジナル版でローレンス・オ
リヴィエが演じた役に挑戦することになるというものだ。
 オリジナルは、ジョセフ・マンキウィッツ監督作品。オリ
ヴィエ扮する聡明で社会的地位もある作家が、ケイン扮する
若い美容師の男に妻を奪われ、その復讐を企むというお話。
アンソニー・シェイファーの舞台劇から、ハロルド・ピンタ
ーが脚色したもので、翌年のアカデミー賞ではケイン、オリ
ヴィエが揃って主演男優賞の候補になった他、監督賞、音楽
賞の候補にもなった。
 そのリメイクが計画されているものだが、計画は3年前に
製作会社のキャッスル・ロックが映画化権を獲得したときに
始まり、この時からロウの製作、主演が報告されていた。そ
こにケインの参加が発表されて注目を集めていたものだが、
さらに今回は、この監督に俳優でもあるケネス・ブラナーの
参加が発表されて、製作が本格的に動き出したものだ。撮影
は、来年1月にロンドンに在るトゥンケンハム撮影所で開始
される。
 因に、キャッスル・ロックの製作作品は、通常はワーナー
が配給しているものだが、今回の作品は映画が完成してから
配給権の売り出しを始めるということで、ちょっと強気に動
いているようだ。
        *         *
 次もリメイク計画で、1978年に公開されたグルメ系ダーク
コメディ“Who Is Killing the Great Chefs of Europe?”
(料理長殿ご用心)を、ラス・ヴェガスを舞台にリメイクす
る計画がワーナーから発表されている。
 オリジナルは、ジョージ・シーガル、ジャクリーヌ・ビセ
ットの主演で、原題の通りヨーロッパの有名な料理長(シェ
フ)たちが順番に殺され、そのシェフたちに特別料理を注文
したグルメ評論家の男に嫌疑が掛けられるが…というもの。
これに対して、今回リメイクを計画している製作者のエリッ

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09月15日(金)
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