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On the Production
by 井口健二
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■第118回
ーが同じ俳優によって演じられているものもあるということ
で、製作者でもあるマッグーハンは否定しているが、No.6=
ジョン・ドレイク説はかなり固いようだ。
 因にこの2話は、題名が“Koroshi”と“Shinda Shima”
とされており、物語の舞台は日本。『金星ロケット発進す』
などの国際女優谷洋子も出演していたというものだ。
 と言う、謎に満ちたシリーズの映画版が計画されているも
のだが、実は、この計画が報告されたのは今回が初めてでは
ない。1999年11月には、『コン・エアー』と『将軍の娘』で
ヒットを連発していたサイモン・ウェストの監督で、映画版
の計画が発表された。この時にはマーク・ローゼンタール、
ローレンス・コナー、クリス・カマリーが脚本を書き、主演
には『ワイルド・スピード2』に出演する以前のタイリーズ
・ギブスンの起用も噂に上っていた。しかし、計画は実現に
至らずウェスト監督は2001年の“Lara Croft Tomb Raider”
に行ってしまうことになる。
 その計画が再燃してきたものだが、今回ユニヴァーサルか
ら発表された計画によると、監督には、『バットマン・ビギ
ンズ』と、新作の“The Prestige”が10月27日に全米公開さ
れるクリストファー・ノーランが起用される。また脚本は、
1995年の『12モンキーズ』を手掛けたジャネット&デイヴ
ィッド・ピープルズのコンビが当るということだ。因に、デ
イヴィッドは1982年の『ブレード・ランナー』の脚色を手掛
けた脚本家の一人でもある。
 『メメント』『インソムニア』の作品歴もある監督のノー
ランについては適材の感じがする。一方、脚本家のコンビに
ついても、『12モンキーズ』は、1962年に発表されたクリ
ス・マルケル監督による中編映画『ラ・ジュテ』の長編化リ
メイクだが、オリジナルの特異な雰囲気を長編化にも見事に
再構成して見せたもので、その手腕は期待できるものだ。
 配役などは未発表だが、いずれにしても、ノーラン監督は
来年撮影の“The Dark Knight”の後に取り掛かるというこ
とで、製作は来年以降、期待して待ちたい。
 ちょっと長々と書いてしまったが、待望の作品ということ
でご容赦ください。
        *         *
 次は、前回の更新直後に飛び込んできたニュースで、6月
15日付第113回で紹介したティム・バートン監督、ジョニー
・デップ主演によるミュージカル“Sweeney Todd”の映画化
が実現されることになった。しかも、以前に懸念したワーナ
ーとの関係に関しては、何とドリームワークスとワーナーの
共同で映画製作を進めるということだ。
 ここに至る経緯については前の記事を参照していただくと
して、ここでは追加の情報を一つ。実は、今回の報道の直前
に、デップがオリジナルのミュージカルの作曲家スティーヴ
ン・ソンドハイムの前でヴォイステストを受けたという情報
が流れていた。デップは、13歳の時にロックバンドを結成、
ロサンゼルスにはミュージシャンを夢見てやってきたという
経歴が発表されているが、映画で歌を披露したことはほとん
どなく、昨年の『コープス・ブライド』でも他の配役は歌が
あったが、デップの役にはなかったものだ。
 しかし、音楽に関する素養はあると思われていたのだが、
今回、特に作曲家が心配したのは、彼の歌い方がロックの歌
唱法に陥っているのではないかということだったようだ。そ
のテストの結果について作曲家からの発言は紹介されていな
いが、いずれにしてもデップの配役は、『ウェストサイド物
語』なども手掛けた75歳のベテラン作曲家のお墨付きで決定
されたようだ。
 撮影は来年2月に開始され、公開は来年の秋の予定。また
配給は、アメリカ国内をドリームワークス、海外はワーナー
が担当することが発表されている。
        *         *
 ところでデップの出演予定については、7月15日付第115
回で報告した“I Am Legend”に関しても噂は消えていない
ものだが、こちらの撮影は、今年9月23日から来年3月31日

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09月01日(金)
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