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On the Production
by 井口健二
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■第80回
のサポートVFX賞の候補には、“The Aviator”“Eternal
Sunshine”“Troy”が挙げられている。
さらに単独のVFXでは、“The Aviator”の映画撮影の
再現シーン、“The Day After Tomorrow”の津波、“Harry
Potter”、“Spider-Man 2”の時計台が候補とされた。なお
“Harry Potter”のシーンは特定されていなかった。
また、実写映画でのアニメーションキャラクターの演技賞
に“Harry Potter”“Hellboy”“Lemony Snicket”がノミ
ネートされ、アニメーション映画でのキャラクターの演技賞
には、“The Incredibles”“The Polar Express”“Shark
Tale”“Shrek 2”が候補とされている。
この他VFXに使われた特殊効果として“The Aviator”
“Spider-Man 2”“Van Helsing”。実写映画における環境
創造として、“Bridget Jones: The Edge of Reason”“I,
Robot”“The Phantom of the Opera”“Spider-Man 2”。
またミニチュア及び模型に対して、“The Aviator”“Harry
Potter”“National Treasure”。合成に関して、“Harry
Potter”“The Phantom of the Opera”“Spider-Man 2”が
それぞれ候補になっている。
そしてもう1部門、VFX映画における俳優の演技賞候補
には“The Aviator”におけるレオナルド・ディカプリオ、
“Sky Captain and the World of Tomorrow”におけるジュ
ード・ロウ、“Spider-Man 2”におけるアルフレッド・モリ
ナが挙げられていた。
こうしてみると、結構納得のできる候補が選ばれており、
さすが専門家たちが選んでいる感じがする。そしてこれらの
候補に対する最終投票は、実はインターネット上のVESの
サイト(VESawards.com)で1月31日から2月12日まで行わ
れ、その結果は2月16日に開催されるセレモニーで発表され
るということだ。
* *
賞レースの話題はここまでにして、以下は、定例の製作ニ
ュースを紹介しよう。
まずは今回もこの作品の話題からで、ブライアン・シンガ
ー監督の新“Superman”の配役として、新たにデイリープラ
ネット社の編集長ペリー・ホワイト役に、シンガーが製作総
指揮を務めるテレビシリーズ“House”に出演のヒュー・ロ
ーリーと、ロイス・レーンの恋人のリチャード・ホワイト役
に、『X−メン』の2作でサイクロプスを演じたジェームズ
・マースデンの起用が発表された。
因に、発表された2役はラストネームが同じだが、血縁関
係の有無は発表されていないとのこと。それにしてもロイス
はスーパーマンの恋人だと思っていたが、どうやら今回は、
恋のライヴァルがいるという設定らしい。一方、ロイスの助
手ジミー・オルセン役には、サム・ハンチントンという俳優
が決まったようで、残る主要キャストは、ゾッド将軍と、そ
れにスーパーマンの父親ジョー=エルだけとなったようだ。
また、今回の2人はいずれもシンガー縁りの俳優というこ
とだが、特にマースデンは、ついに『X−メン』のキャスト
からの起用となったもので、これで同じ時期の公開が予定さ
れていた“X-Men 3”は絶望的になってしまうようだ。そう
なると、2004年9月1日付の第70回で紹介したパトリック・
スチュアートの出演も現実味を帯びてくるが…いずれにして
も、3月3日までには全て判明することになる。
* *
お次は、キアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックの『スピ
ード』第1作コンビが、11年ぶりに顔を合わせる計画が発表
された。といってもシリーズの再開ではなくて、ワーナーで
計画されている韓国映画『イルマーレ』のアメリカ版リメイ
ク“Il Mare”が、2人の共演で進められることになったも
のだ。
オリジナルは2000年に発表(日本公開2001年)された作品
で、とある家に引っ越してきた主人公が、郵便受の中に2年
前の住人からの時を越えた手紙を見つけ、文通を続ける内に
恋に落ちて行くというファンタスティックな物語。このオリ
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02月01日(火)
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