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On the Production
by 井口健二
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■第49回
たく問題はないということだ。
脚本は、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの
共演で進められることになった“Mr.and Mrs.Smith”のサイ
モン・キンバーグが担当。撮影は来年夏に行い、公開は05年
が予定されている。
因にディーゼルは、すでに『ピッチ・ブラック』の続編の
“The Chronicles of Riddick”の撮影を完了しているが、
彼の次回作としては、『XXX』と同じリヴォルーションの
製作で、『グラディエーター』のデイヴィッド・フランゾー
ニの脚本による紀元前3世紀が舞台の歴史大作“Hannibal”
への主演が期待されているようだ。
* *
もう1本続編は、マット・デイモン主演の『ボーン・アイ
デンティティー』の続編“The Bourne Supremacy”で、共演
者に、『ロード・オブ・ザ・リング』でエオメル役を演じる
カール・アーバンが交渉されていることが報告された。
このシリーズでは、以前にも紹介したようにロバート・ラ
ドラムの原作は3作あり、今回の作品はその第2作に当たる
もの。舞台は中国で、要人暗殺の犯人とされたジェイソン・
ボーンがCIAに呼び戻され、世界の平和と自分自身のアイ
デンティティーに掛けて真犯人を探り出すというお話。なお
アーバンの役柄は、主要な悪役と紹介されている。
また、すでに発表されている計画では、主人公のジェイソ
ン役にはデイモンが再登場し、舞台出身のヴェテラン女優ジ
ョアン・アレンの共演も報告されている。脚本は第1作を手
掛けたトニー・ギルロイ、監督はバズ・ラーマンに替ってポ
ール・グリーングラスが担当することになっている。撮影は
12月に開始されるということだ。
なおアーバンは、上の記事でも紹介したディーゼル主演の
“The Chronicles of Riddick”にも出演しているそうだ。
* *
またまたコミックスの映画化で、ワーナーからダグ・マイ
アーズ原作のカルトコミックス“The Exes”の映画化を、ク
リストファー・ノーランの監督で進めることが発表された。
『メメント』『インソムニア』で高い評価を得ているノー
ランは、ワーナーではすでにクリスチャン・ベイルの主演で
“Batman 5”を監督することも発表されているが、今回の計
画はその前に製作されるという情報もあるようだ。
お話は、未来の企業が実権を握る社会でのビジネス戦争を
描いたものということで、この原作から、クリストファーの
兄弟で『メメント』の原案も提供したジョナサン・ノーラン
が脚色を担当することになっており、その作業はただちに始
められるということだ。
因にジョナサンは、クリストファー・プリーストの原作で
ノーランの監督が予定されている“The Prestige”の脚色も
手掛けており、魔術師の戦いを描いたこの作品の映画化は、
ワーナーとディズニーの共同製作で“Batman 5”に続けて行
われるとされていて、この文脈だと来年2月1日からの撮影
が予定されている“Batman 5”の前に本作ということになり
そうだが・・・。
なお、この作品の製作には、『ハリー・ポッター』シリー
ズのデイヴィッド・ハイマンと、リヴォルーションで上記の
“Mr.and Mrs.Smith”も手掛けるアキヴァ・ゴールズマンが
共同で当っており、ワーナーの意気込みが感じられる。
* *
お次はヴィデオゲームの映画化で、80年代に発表されたヴ
ィデオゲームでは古典とも言える作品“Spy Hunter”を、プ
ロレスラーのザ・ロックことドウェイン・ジョンスンの主演
で映画化する計画がユニヴァーサルから発表されている。
ジョンスンは、01年の『ハムナプトラ2』に続いて、昨年
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10月15日(水)
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