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On the Production
by 井口健二
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■第47回
めるというもの。
史実に基づく物語ではないようだが、デイヴィッド・フィ
ッシャーの原作から『ジュラシック・パーク3』のピーター
・バックマンが脚色し、オーストラリア出身のピーター・ウ
ィアーが監督することになっている。
因に、C−Wでは数年前からこの原作の映画化権を所有し
てチャンスを狙っていたが、『ガリポリ』などの戦記ものの
実績のあるウィアー監督の参加でようやく実現できたという
ことだ。また本作は、元の計画ではクルーズの主演が予定さ
れていたが、現状では困難ということで、クルーズは製作だ
けの参加となっている。
なお、20世紀初頭に、ジョン・ネヴィル・マスカリンとい
う脱出とイリュージョンマジックを得意としたイギリス人の
マジシャンがいたようだが、彼は1917年に死去しており、こ
の物語とは関係ないようだ。
* *
もう1つクルーズ関連の情報で、来年1月に撮影開始予定
の“Mission: Impossible 3”に登場する新たな女性キャラ
クターのプロフィールが紹介されている。
それによると、名前はリーア・クイント、アメリカ人のI
MF訓練生で天賦の上品さがあり、暖かさと弱さもあるとい
うことだが、同時に同じ年代の他の人間では経験できない体
験をしてしまうというもの。また思慮深いが、一旦ことが決
まると、鉄の意志とタフさを持った人物に変身する、という
ものだそうだ。
このプロフィールに合せて24歳から36歳のアメリカ人のア
クセントの話せる女優が選考されるということだが、エマニ
ュエル・ベアール、タンディ・ニュートンに続く相手役は、
一体誰になるのだろうか。
* *
『戦場のピアニスト』で今年のオスカーを獲得したロマン
・ポランスキー監督が次回作として、来年の夏にヨーロッパ
で、イギリス人キャストによるチェールズ・ディケンズ原作
“Oliver Twist”に挑戦する計画が発表された。
この計画では、456ページの原作を2時間の映画に凝縮し
て描くというもので、ポランスキーは自分の10歳と5歳の子
供たちを見ていて映画化を思いついたとのこと。自ら「ファ
ミリー・ムーヴィに仕上げたい」と抱負を述べている。
なお、同じ原作の映画化は、1912年の映画化から1ダース
以上を数えるということだが、最新の実写の映画化は68年の
キャロル・リード監督によるイギリス作品の『オリバー!』
ということで、この作品は舞台ミュージカルの映画化だった
が翌年アカデミー賞で作品、監督など4部門に輝いている。
それにしてもポランスキーの口からファミリー・ムーヴィ
とは、今までの作品からは考えられない発言だが、まあそう
いうことを言える自信があるということなのだろう。なお、
製作費の調達は、『戦場のピアニスト』と同じメムバーで行
うが、配給は映画が完成してから決めるということだ。
* *
一方、同じく『戦場のピアニスト』でオスカーを受賞した
主演男優のエイドリアン・ブロディの計画で、『パイレーツ
・オブ・カリビアン』のキーラ・ナイトレイとの共演が発表
されている。
この作品は“The Jacket”という題名で、ブロディが演じ
るのは殺人を犯して精神鑑定に掛けられている兵士。しかし
そのために入院した精神病院で彼は、時間を越える旅をした
と言い始める。そしてナイトレイが演じるのは、彼が時間旅
行の中で子供時代を見たという女性。彼女は、彼が本当に殺
人を犯したかを探究する手助けをするというものだ。
『12モンキーズ』に通じるところもあると言われる脚本の
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09月15日(月)
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