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On the Production
by 井口健二
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■息子のまなざし、エヴァとステファンとすてきな家族、バッドボーイズ2、女はみんな生きている、スパイキッズ3−D
理をしているはずの妹が、マイアミに現れ、やがて彼女は、
潜入捜査に従事していることが判明するのだが…。
果たしてこの3人の活躍で、麻薬組織は撲滅できるのか。
麻薬捜査というのは、アメリカでは最も何でもありというこ
とで、囮捜査や潜入捜査は当然のお話。したがって映画化の
アクションも何をやってもOKということで、とにかく物量
から行動地域まで、思わずオイオイといいたくなる展開が繰
り広げられる。
それを何しろ最後まで突っ走ってしまう勢いの良さがこの作
品の魅力だろう。特に後半などは、これだけで1本の映画が
できそうな大掛かりな作戦が、一つのエピソードとして描か
れてしまうのだ。
まあ、人もたくさん死ぬし、かなりグロいシーンもあるが、
その辺りは多少目をつぶるとして、製作者から監督、出演者
まで作り手たちのサーヴィス精神は間違いなく堪能できる作
品。それと主人公の周囲を縦横に動く、目の廻るようなカメ
ラワークも秀逸だった。
『女はみんな生きている』“Chaos”
ハリウッドリメイクされた『赤ちゃんに乾杯』の女性監督コ
リーヌ・セローの新作。
専業ではないけれど、いつも家事や夫と息子の世話に追いま
くられていた平凡な主婦が、偶然知り合った娼婦を助けるた
めに、売春組織を敵に回して大活躍する女性映画。
主人公のエレーヌは、もはや夫婦仲も冷え切った夫と、ぐう
たらな息子の世話に明け暮れている。そんな夫婦でディナー
に行った帰り道、夫の車の前に血みどろの女性が助けを求め
てくる。しかし夫は車のドアにロックをし、見て見ぬ振りを
決め込んでしまう。
その場は夫の車で立ち去ったエレーヌだったが、翌日救急病
院を探し当て集中治療室に横たわる女性を見舞うと、彼女の
看病に没頭するようになる。このため顧みられなくなった家
庭は大混乱。しかし彼女は看病を続ける。
その看病の甲斐もあって彼女は奇跡的に回復し始めるが、そ
こに怪しげな男たちがつきまとうようになる。実はノエミと
名乗るその女性は、売春組織で仕事をしていたが、とある老
人の莫大な遺産を手に入れて隠し、そのため組織の追求を受
けていたのだ。
この事態にエレーヌは、いろいろな機転を利かし、フランス
・スイスを股に掛けて、組織との闘いを始めるのだが…。
いやまあ、何しろ女性が頭が良いし、強くて痛快きわまりな
い。『ファム・ファタール』の主人公も男性を手玉にとった
が、今回のお話は主人公が主婦というのが味噌で、デ=パル
マほどファッショナブルではないけれど、逆に誰にでも起こ
りそうな話で面白い。
それにしてもこの夫と息子が馬鹿丸出しというのが、男性に
はかなりきついかも知れないが、男は所詮こんなものという
ことも自覚できるところでもあった。
『スパイキッズ3−D:ゲームオーバー』
“Spy Kids 3-D: Game Over”
ロベルト・ロドリゲス製作、脚本、監督のシリーズ第3作に
して最終章は、昔懐かしい赤青の立体映画で登場した。
前2作で活躍したスパイキッズ姉弟の弟ジュニは、組織の裏
切りに愛想を尽かし、引退して私立探偵を開業している。そ
こに元長官の現大統領から特別指令が届く。それは世界征服
を目論む男が開発したゲーム世界で行方不明になった姉カル
メンの救出作戦。
実は、秘密諜報組織OSSのヴァーチャル牢獄に捕えられて
いたトイメーカーという男が新しいヴィデオゲームを開発。
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09月02日(火)
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