ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460352hit]

■第45回
 お次は、またまた往年のテレビシリーズの映画化で、1965
年から70年に掛けて、最初はNBC、後にCBSで放送され
た30分のコメディシリーズ“Get Smart”を映画化する計画
が発表されている。                  
 このオリジナルは、日本では『それ行けスマート』の題名
で、同じく30分シリーズの“Honey West”(ハニーにおまか
せ)とのカプリングで放送されていた。         
 内容はスパイもののパロディで、コメディアンのドン・ア
ダムス扮する合衆国の諜報組織CONTROLのエージェン
ト86号ことマックスウェル・スマートが、革靴の底にダイヤ
ルのある無線電話などのハイテクを駆使して、悪の組織KA
OSと戦う活躍を描いたもの。             
 実は、『ヤングフランケンシュタイン』などの監督のメル
・ブルックスと、『天国から来たチャンピオン』などの脚本
家バック・ヘンリーが協力して作り上げたキャラクターで、
その設定の上手さは群を抜くシリーズだった。      
 なお、80年にはアダムスの主演、クライヴ・ドナーの監督
で映画版“The Nude Bomb”が製作され、さらに89年には、
TVムーヴィ版の“Get Smart Again”も発表されている。
また95年にはマックスがチーフとなり、息子のザック・スマ
ートが活躍する続編シリーズも放送されている。因に、この
ときの無線電話は、スニーカーの底に着いていたそうだ。 
 という人気シリーズの映画化だが、今回これに挑むのは、
『サタデー・ナイト・ライヴ』出身コメディアンのウィル・
フェレル。彼は『SNL』の自演キャラクターを映画化した
98年の“A Night at the Roxbury”に主演した他、現在は、
ドリームワークスで製作中の“Anchor Man: The Legend of
Ron Burgundy”という作品に出演している。      
 製作はワーナーに本拠を置くアンドリュー・ラザーで、彼
は数年前からこの企画と取り組み、ようやく実現に漕ぎ着け
たということだが、フェレルの主演が決まったことで、今ま
でに準備された脚本などは全てキャンセルされ、これからフ
ェレルのキャラクターに合せた新マックスウェル・スマート
を誕生させることになるようだ。          
 因に、日本でカプリングで放送されていた“Honey West”
も、リーズ・ウィザースプーン主演による映画化の計画が、
2年ほど前にミラマックスから発表されていたが、その後ど
うなっているのだろう。                
        *         *        
 上の作品も、80年の作品からのリメイクと言えないことも
ないが、その他のリメイクの計画を少し紹介しておこう。 
 まずは、以前(第16回)に紹介した“Billy Jack”(明日
の壁をぶち破れ)のリメイク計画で、監督にピーター・ケア
の起用が発表された。                 
 ケアは、昨年公開されたジョディ・フォスター製作、キー
ラン・カルキン主演による“The Dangerous Lives of Altar
Boys”で長編監督デビューを果たしたばかりだが、元はミ
ュージックヴィデオの監督で、R.E.M.やティナ・ター
ナーなどの作品を手掛けている。また前作は、『スポーン』
のトッド・マクファーレンが制作したアニメーションが織り
込まれるなど、かなり奇抜な冒険映画だったようだ。   
 なおこの計画では、以前紹介したときにはドリームワーク
スの製作、キアヌ・リーヴスの主演となっていたが、今回の
報道ではインターメディアの製作となっており、状況は変化
しているようだ。また脚本は、“Hidalgo”などのジョン・
フスコが担当している。                
        *         *        
 続いては、1974年にバート・レイノルズ主演で映画化され
た“The Longest Yard”(ロンゲスト・ヤード)のリメイク
が、パラマウントとアダム・サンドラー主宰のハッピー・マ
ディスンから発表されている。因に、サンドラーはソニーを

[5]続きを読む

08月15日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る