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On the Production
by 井口健二
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■第44回
たなければならなくなる訳だが、さらに問題なのはオスカー
レースで、年度内公開の第1部だけで作品の評価を得られる
かということ。しかし、もし候補になればちょうどいい時期
に第2部の公開ということにもなる。
ということで、いろいろな思惑が絡む話になりそうだが、
他にも俳優の出演契約が1作品で交わされていることから、
その契約の変更も問題になりそうだということだ。
* *
お次は、政界入りも本格的に取り沙汰されるようになって
きたアーノルド・シュワルツェネッガーの新作の情報で、ニ
ューラインが計画している“Big Sir”というコメディ作品
に主演することが発表されている。
この作品は、ニューラインの製作トップのクリス・ゴシッ
クとマーク・カウフマンのアイデアに基づくもので、再婚を
間近にした男性が、その将来の義理の息子たちとの理解を深
めるために大陸横断の旅に出るのだが、そこに男性の過去に
まつわる余り芳しくない登場人物たちが現れ、彼らに追い回
されるというもの。
シュワルツェネッガーのコメディーセンスは、過去に『キ
ンダガートン・コップ』や『ツインズ』で実証済みだが、最
近はアクション作品が続いていたシュワツェネッガーにとっ
ては、久し振りのコメディ作品への出演となる。また、子供
を守りながらのアクションもありそうで、シュワルツェネッ
ガーには最適のお話と言えそうだ。
そしてこの脚本を、ディズニーチャンネルで『トイストー
リー』からインスパイアされた“Buzz Lightyear”シリーズ
などを手掛けるボブ・スクーリーとマーク・マッコークルが
担当することが発表されている。因に、この脚本家のコンビ
は“Disney's Hercules”のシリーズも手掛けているという
ことで、『超人ヘラクレス』で映画デビューしたシュワルツ
ェネッガーにはピッタリと言えるのかな?
とは言え、まだ監督その他のスタッフキャストは未定で、
シュワルツェネッガーの計画では、他にも第41回で紹介した
“Westworld”などもある訳だが、この先、カリフォルニア
州知事選挙への出馬が決まったら、一体どうなってしまうの
だろうか。
* *
『K−19』で劇映画に進出したナショナル・ジオグラフィ
ックから、ロバート・レッドフォード主演による“Aloft”
という作品の計画が発表された。
この作品は『K−19』と同じく実話に基づくもので、アラ
ン・テナントという男性と、彼の友人の短気で運に見放され
たパイロットが、国境を超えた北米ハヤブサの飛翔経路を、
アメリカ軍のハイテク機材を利用して、今までにないやり方
で解明するというもの。
これだけ書くとかなり科学的なお話のようだが、実はこの
主人公たちが、アメリカ陸軍、カナダの山岳警察隊、南米の
麻薬組織、さらにはメキシコの盗賊団からも追われていると
いうもので、まさに「事実は小説より奇なり」を地で行くよ
うな物語のようだ。
そしてこの2人組冒険物語(buddy adventure tale)で、
レッドフォードはパイロット役を演じる計画になっている。
なお監督は未定だが、製作者の中には『シン・レッド・ラ
イン』のテレンス・マリックの名前も見える。他にマリック
の『地獄の逃避行』を手掛けたエド・プレスマンも製作者に
名を連ねているが、元々はプレスマンがマリックに原作を紹
介し、2人でレッドフォードに参加を呼びかけたそうだ。
因に、ナショナル・ジグラフィックでは、先にリチャード
・ギア主演で南極を舞台にした“Emperor Zehnder”という
作品の計画を発表しており、この作品はハイドパークとの共
同製作で秋から撮影の予定。また、ウォルフガング・ペータ
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08月01日(金)
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