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On the Production
by 井口健二
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■第41回
ジェフリーが発表した戯曲があり、その舞台ではマルコヴィ
ッチがロチェスターを演じていたということで、数年前から
その舞台劇の映画化が計画されていたものだ。      
 しかし、マルコヴィッチとデップの共演という陣容は初め
から発表されていたものの、なかなか製作体制が整わず。当
初は2300万ドルと言われた製作費を、1600万ドルにまで切り
詰めて、ようやく12月からの撮影が実現できそうだというこ
とだ。                        
 なお今回の発表で、マルコヴィッチはイギリス国王チャー
ルズ2世役を演じることになっており、ロチェスター役をデ
ップが演じることになるようだ。他に、サマンサ・モートン
の共演が発表されている。               
 またこの計画では、以前はマルコヴィッチの監督が期待さ
れていたものだが、今回の発表で監督には新人のロウレンス
・ダンモアが起用されることになっている。ダンモアはコマ
ーシャル監督として実績を上げており、マルコヴィッチとは
「ユーロスター」のコマーシャルで一緒になって、力量を見
極めたマルコヴィッチが抜擢を決めたということだ。   
 物語は、舞台劇からさらに脚色されるということで、マル
コヴィッチの発言によると「高度に文学的で、極めて猥褻、
セクシーで騒々しい断片からなる」そうだが、一体どのよう
な作品なのだろうか。                 
 因にロチェスターに関しては、チャールズ2世の側近など
も勤めた人物で、その作品は「知的で、懐疑主義的な風刺詩
に優れていた」ということだが、その一方で、本人について
は「性の競技者」などという表現もされており、かなり奔放
な生涯を送った人物のようだ。その役柄をデップがどのよう
に演じるかも楽しみだ。                
        *         *        
 続いては、続編の話題をいくつか紹介しよう。     
 まずは、1995年にジョン・トラヴォルタ、ジーン・ハック
マン、レネ・ルッソ、ダニー・デヴィートらの共演で映画化
された『ゲット・ショーティ』の続編の計画が、オリジナル
を公開したMGMから発表された。           
 実はこの計画は、前作のプレミアの行われた日に、当時の
MGMのトップだったフランク・マンクーソが、原作者のエ
ルモア・レナードに「続編のアイデアはないか」と話し掛け
たことから始まったというものだったが、紆余曲折の末によ
うやく実現に漕ぎ着けたということだ。         
 そして映画の主人公のチリ・パルマー役で、ジョン・トラ
ヴォルタの再登場も発表されている。          
 なお映画は、レナードがこのために書き下ろした小説“Be
Cool”に基づいて行われるもので、前作でマイアミからハ
リウッドに乗り込んできた主人公が、1作ヒット作は生み出
したものの、その後は凡作を連発。結局、映画をあきらめた
主人公は、今度はプロモーターになって、ロシアン・マフィ
アにつきまとわれる歌手のため、口八丁手八丁の活躍をする
というものだそうだ。                 
 さらに今回の計画では、前作を監督したバリー・ソネンフ
ェルドに代って、ブレット・ラトナーの参加が検討されてい
る。ラトナーは、『レッド・ドラゴン』を大ヒットさせたと
ころだが、以前に紹介したようにワーナーで進められていた
“Superman”からの降板は決まっており、次回作にはニュー
ラインで“Rush Hour 3”の計画を進めている。      
 従って、MGMとの交渉でも“Rush Hour 3”の次という
形で話し合われているようだが、実際は“Rush Hour 3”の
実現には、クリス・タッカー、ジャッキー・チェンの出演料
など、難問が山積みになっており、もしかするとMGMがニ
ューラインに申し入れをして、今回の計画を先行させる可能
性もあるようだ。                   
 一方、トラヴォルタは、現在撮影中の“Ladder 49”に続

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06月15日(日)
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