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On the Production
by 井口健二
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■EXエックス、NOVO/ノボ、カントリー・ベアーズ、トゥー・ウィークス・ノーティス、ザ・コア、夏休みのレモネード
解は出来るものだった。なお原因が、直接的ではないにして
も、中国武道の秘技というのは、ちょっと笑えた。    
それにしても、最近のヨーロッパ映画のおおらかなセックス
描写は感動的ですらある。この作品のヒロインも、今年のシ
ャネルのイメージキャラクターだそうだが、ここまでやって
くれるとは…。これが映画というものだろう。      
                           
『カントリー・ベアーズ』“The Country Bears”     
ディズニーランドのアトラクション〈カントリー・ベア・ジ
ャンボリー〉からインスパイアされた映画の第1弾。後には
〈カリブの海賊〉〈ホーンテッドマンション〉が続く。  
子供に人気のアトラクションだから、映画も当然お子様向け
だが、その丁寧な作りには感動した。また音楽をテーマにし
ている作品だが、特にその音楽の扱い方の上手さが、大人に
も納得できるほどに見事だった。            
物語は、熊が人間の言葉を話し、人間と共存している世界で
の出来事。熊の子ベアリーはバリントン一家の次男として育
ってきた。しかし最近、自分の容姿が他の家族と違っている
ことに気付き始めている。               
そして兄から決定的な証拠を突きつけられたベアリーは、家
を出て幼い頃からの憧れでもあったバンド、カントリー・ベ
アの元を目指す。ところがたどり着いた彼らの伝説の演奏会
場カントリー・ベア・ホールは人けもなく、取り壊し寸前。
実はバンドはすでに解散し、ホールは銀行家リードが差し押
さえて再開発しようとしていたのだ。ベアリーはその窮状を
救うべく、カントリー・ベアの再結成を提案する。しかし歳
月は、メムバーの音楽への情熱も友情も失わせていた…、よ
うに見えた。                     
こうして、バンド再結成までの道程が描かれる訳だが、その
間にバンド合戦やら、歌姫との再会やらと、60年代の音楽映
画を髣髴とさせるシーンが連続する。          
そしてこの音楽シーンを支えたミュージシャンも多彩だが、
エルトン・ジョンから今年のオスカー候補にもなったラップ
の女王クィーン・ラティファまで、音楽関係のカメオ出演も
多彩という訳で、実に音楽を中心にした作品なのだ。   
これを、銀行家を演じるクリストファー・ウォーケンの怪演
や、コメディリリーフの警官のドタバタで脇から支える。そ
の構成の上手さと、技術的には、雌熊の甘い表情まで作り上
げた上げたジム・ヘンソン・クリーチャーズショップが素晴
らしい仕事をしている。                
お子様向けの映画、でも充分に大人も納得できる。これがデ
ィズニー映画だ。                   
                           
『トゥー・ウィークス・ノーティス』“Two Weeks Notice”
サンドラ・ブロックの製作・主演で、イギリスからヒュー・
グラントを招いて作り上げたニューヨークが舞台のトレンデ
ィー・ドラマ。                    
主人公は、建造物保護に精力的に活動するハーヴァード出身
の女性弁護士。ところがある日、ニューヨークの再開発で富
を築き上げた若き不動産王から、保護を目指していた公民館
の保存と引き換えに顧問弁護士の席を提供される。    
厳しい法律家の母親は、信念を売り渡すものと反対するが、
彼女はその申し入れを受ける。そして彼の会社の法務部門を
立て直すのだが…。雇主の不動産王は金に飽かせた女漁りし
か頭にない下衆な奴で、しかも彼女にテレビ出演のスーツま
で選ばせる始末。                   
結局、公民館を彼の会社に買収させ、保存の目途が付いたと
判断した彼女は、2週間後の退職を申し出る。ところが、実
は彼は兄弟の傀儡で、実権を握る兄は金の掛かる公民館の保
存には反対だった。                  

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04月16日(水)
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