ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■ギャングスターNo1、NARC、デビッドゲイル、トレジャーP、エデンより彼方に、オシリス、クローン・オブ・エイダ、ブロンドと柩の謎
だが、完成された本作を見てトム・クルーズが製作総指揮の
名前を冠し、パラマウントでの配給を実現した。そしてカー
ナハンを“M:I 3”の監督に指名している。        
                           
『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』          
              “The Life of David Gale”
アラン・パーカー監督による死刑制度反対を唱える社会派映
画。                         
死刑制度反対運動の代表だった元大学教授がレイプ殺人の容
疑で逮捕され、死刑の判決を受ける。その処刑4日前、彼は
ある雑誌の女性記者を指名して、3日間2時間ずつのインタ
ビューに答えると連絡する。              
しかし取材に向かった彼女の周囲には謎のカウボーイハット
の男がつきまとい、また彼の弁護を担当したのが、全く無能
な問題の弁護士であったことも判明する。果たして事件は、
死刑制度反対の旗手を陥れる罠だったのか?       
そして3日間のインタビューの中で、女性記者は彼が冤罪で
あると確信するのだが…。               
もちろん死刑制度反対を全面に押し立てた映画だが、監督は
これを見事にエンターテインメントに仕上げている。謎解き
と、巧妙に仕込まれたトリック。そしてサスペンス。監督の
職人技が光った作品でもある。             
試写では最後に涙を流している人も多かったようだが、監督
は単純に涙されるより、もっと強烈な印象を与えようとし、
それに成功している。                 
                           
『トレジャー・プラネット』“Treasure Planet”     
ロバート・ルイス・スティーヴンスンの『宝島』を、そのま
ま宇宙を舞台にして再話したディズニーのアニメーション作
品。アカデミー賞の候補にもなっている。        
ストーリー展開は全く原作のままで、それにSFの味付けが
してあるという作品。                 
僕は一昨年の『アトランティス』にはお手上げだったが、こ
の作品は認めようと思う。簡単に言ってしまえば、物真似の
域を出なかった前作の戦闘アクションを排して、純粋な冒険
アクションにした点に好感を持つ。ディズニーらしさがそこ
に見られたという感じだ。               
大きな帆を張った帆船が宇宙を飛んで行く、その発想が日本
のアニメにあると言いたいのならその通り。しかしここには
純粋な冒険の心がある。それはスティーヴンスンの原作にも
うたわれたもの。それを純粋な気持ちで受け入れられる、そ
んな感じの作品だった。                
日本では通常スクリーンでの公開になるようだが、アメリカ
ではIMax上映された作品。巨大画面で見たかった感じも
する。                        
                           
『エデンより彼方に』“Far From Heaven”        
『めぐりあう時間たち』では助演賞にノミネートされている
ジュリアン・ムーアが主演賞にノミネートされている作品。
50年代のメロドラマが見事に再現されている。      
舞台は1957年のコネティカット州ハートフォード。大手企業
の重役の妻で専業主婦のキャスリーンは、2人の子供と黒人
のメイドと共に優雅に暮らしている。恒例のパーティーの日
が近づきその準備に追われながら、高級雑誌の取材にも応じ
る充実した日々だ。                  
しかし、夫の不審な行動が目立ち始め、やがて彼が同性愛者
であることが発覚する。そして元々がリベラル派だった彼女
は、庭師として出入りしているが、学位を持ち教養もある黒
人男性との交流を深めて行くのだが…、それはこの時代には
タブーな行動だった。                 

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04月02日(水)
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