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On the Production
by 井口健二
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■第36回
方、カントンは、製作プロダクションのAPG(Artists
Production Group)を率いているが、このAPGでは、同
時にクランシー原作のジャック・ライアンの傍系シリーズか
ら、以前に紹介した“Rainbow Six”の映画化も進めている。
俳優、監督などは未発表だが、出来ればベン・アフレック
の再演は期待したいところだ。ただし、APGの次回作とし
ては、ワーナーで5月撮影開始が予定されている“Taking
Lives”というスリラー作品が発表されており、本作の製作
はまだ少し先のようだ。
* *
続いては、テレビシリーズからの映画化の情報で、ハナ=
バーベラが60年代に製作したアニメーションシリーズ“The
Jetsons”の実写版の計画が再燃してきた。
この計画は、ワーナーで『スクービー・ドゥー』なども手
掛けるプロデューサーのデニス・ディ=ノヴィが10年近く以
前から検討していたものだが、この計画について、前回も登
場した“Bringing Down the House”のアダム・シャンクマ
ン監督との交渉が公表されている。
“The Jetsons”は、60年代のハナ=バーベラ製作では、
すでに実写映画化されている“The Flintstones”と並ぶ人
気シリーズで、原始時代が舞台の『フリントストーン』に対
して、21世紀の未来(?)を舞台にしたもの。未来の空中都
市に暮らすジェットソン一家とメイドロボットのロージー、
それに愛犬のアストロを主人公にしたものだ。
僕の記憶では、プロローグで地球が爆発し、小惑星帯のよ
うになった中に一家の暮らす空中都市が存在するように解釈
していたが、いずれにしても住居や公園までもが空中に浮か
んでいるという設定で、そんな環境の中で、父親の職業はサ
ラリーマンという中流家庭の生活を描いている。
シリーズは、アメリカのABCネットワークで62−63年に
放送されたもので、オリジナルは24話しかないそうだが、こ
れが3大ネットワークで繰り返し放送され、さらに80年代に
51話が追加製作されて、全75話が作られている。また90年に
は劇場用の長編版も製作された。
そして今回の計画は、その長編版の公開直後から進められ
ていたものだが、この計画では過去にいろいろな監督の名前
が挙がったものの実現には至っていなかった。
その計画にシャンクマンの名前が公表されたもので、実現
に向けて多少の展望が開けてきたという感じだ。ただし、シ
ャンクマンが契約した場合は、すでに『スクービー…』のポ
ール・フォーリーとドン・フォアマンが完成していた脚本は
採用されないということで、新たな脚本家が選考されること
になるようだ。
なお、お話は原作シリーズに基づくが、やはりハナ=バー
ベラで製作されたシリーズで、“Harvey Birdman”という元
スーパーヒーローが弁護士になって活躍するシリーズのエピ
ソードが加味される計画もあるということだ。
“Harvey Birdman”は、『スクービー…』のテレビシリー
ズの特番にも登場して評判が良かったようだが、さてどうな
ることか。またキャスティングは未発表だが、父親ジョージ
の勤務先スペイスリー社の社長の役にはダニー・デ=ヴィー
トの起用が期待されているようだ。
* *
次も計画ばかり先行している作品で、ティム・バートン監
督の『バットマン・リターンズ』からスピンオフされる計画
の“Catwoman”で、ハル・ベリーへの交渉が発表された。
この計画は、92年のオリジナルでミシェル・ファイファー
が演じた不幸な境遇の敵役キャットウーマンを主人公に、新
たなスーパーヒロインを生み出そうというもので、ワーナー
ではずっとアシュレイ・ジャドの主演で計画を進めていた。
そして監督には、フランス映画の『ヴィドック』を手掛けた
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04月01日(火)
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