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On the Production
by 井口健二
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■第35回
撮影が予定されており、今回発表された作品はそれに続けて
の撮影ということになりそうだ。
一方、“Indiana Jones”には、すでに主演のハリスン・
フォードもスケジュールを空けて待っているということで、
その撮影は少し早まる可能性もあるということだ。なお第4
作の公開は、一応05年の夏が予定されているが、配給担当の
パラマウントとしてはできれば04年公開を希望しており、ス
ケジュールが繰り上がる可能性は大きいようだ。
* *
もう1本、スピルバーグの計画で、以前からジム・キャリ
ーの主演で計画されていた“The Secret Life of Walter
Mitty”(虹を掴む男)のリメイクに、スピルバーグが監督
として参加、パラマウントで製作されることが発表された。
この計画は、47年にダニー・ケイ主演のオリジナルを手掛
けた製作者サミュエル・ゴールドウィンの息子のサミュエル
・ゴールドウィンJr.が、10年以上も前から進めていたもの
で、当初からジム・キャリーの主演を希望して94年に『マス
ク』を公開したばかりのニューラインに企画が持ち込まれて
いた。ところが、ニューライン側とキャリー側の製作上の意
見が一致せず、長らく棚上げになっていたものだ。
そこでゴールドウィンJr.はニューラインから企画を引き
上げて、他社での計画の立直しを図ったのだが、かなりのヒ
ットの期待されるこの作品を、ニューライン側がおいそれと
手放す訳もなく、結局裁判となってしまっていた。その裁判
がようやく結審したもので、ゴールドウィンJr.の権利が認
められて、晴れて再出発となっている。
そしてその新たな相手先としてパラマウントの名前が挙が
っているもので、同社からの公式発表はまだ無いようだが、
ドリームワークスとパラマウントでは、先に共同で“Lemony
Snicket's a Series of Unfortunate Event”という作品
をキャリーの主演、ブラッド・シルバーリングの監督で進め
ており、今の時期には願ってもない提携先ということだ。
なお、キャリーとスピルバーグは、以前から一緒に仕事を
することを希望しており、ジェイ・ローチ監督、ベン・ステ
ィラー主演で映画化された『ミート・ザ・ペアレンツ』も、
一時は彼らの計画として進められたこともあったようだ。そ
して今回“Lemony Snicket's…”の企画会議で2人が顔を
合わせ、その席で“Walter Mitty”の話が出て、即座に話が
まとまったということだ。
ゴールドウィンJr.の発表によると、製作は12カ月以内に
開始されるということで、来年早々に撮影開始の可能性が高
いということ。ということはつまり、上記のトム・ハンクス
作品の次ということになりそうだ。
ただし、この計画には、過去にチャック・ラッセルからロ
ン・ハワードまでいろいろな監督が関わっており、その間に
多数の脚本が完成されているが、今回の発表でキャリーとス
ピルバーグは新たな脚本で再出発を図るということで、その
新脚本の完成が最初のポイントになりそうだ。
因に、47年製作のオリジナルは、ノーマン・Z・マクラウ
ド監督、ヴァージニア・メイヨ、ボリス・カーロフらの共演
で、厳しい現実と幻想的な白昼夢の世界の狭間に生きる主人
公が、夢の力でいろいろな活躍をするというもの。キャリー
のキャラクターにピッタリの作品と言えるものだ。
* *
ついでにリメイクの話題をいくつか紹介しておこう。
まずは新たな情報で、54年にユニヴァーサルで製作された
“The Creature From the Black Lagoon”(大アマゾンの
半魚人)のリメイクが計画されている。
オリジナルは、『ハムナプトラ』の“The Mummy”と並ぶ
ユニヴァーサルのオリジナル怪物で、つまり『ドラキュラ』
や『フランケンシュタイン』などのような原作を持たず、ユ
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03月15日(土)
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