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On the Production
by 井口健二
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■トーク・トゥ・ハー、シカゴ、アルマーニ、ダブル・ビジョン、ダークネス
他、42年にはジンジャー・ロジャースの主演でも映画化され
た物語。それにしてもいろいろと現代に通じるのも面白いと
ころだ。僕は元々1920年代のアメリカに興味があるし、その
意味でもすごく楽しめた。
それにミュージカルの構成も巧みで、舞台面としての歌と踊
りがある他は、基本的にロキシーの空想という設定になって
いる。従って、町中で突然歌い出すというようなところが無
いのも良いし、逆にその踊りなどがかなりファンタスティッ
クなのも気に入った。
ギアは『グリース』などのミュージカル舞台の経験があり、
ゼタ=ジョーンズも昔『42nd Street』に出演していたこと
があるそうだ。従ってこの2人のミュージカルシーンは危な
げが無い。得にゼタ=ジョーンズは見事だ。
一方、ゼルウィガーはミュージカルは初体験だそうだが、歌
のシーンは、まるで彼女のために用意されたのではないかと
いうような楽曲でこれも素晴らしかった。
そしてこの3人を文字通り支えているのが、ブロードウェイ
の舞台の出演者たちということで、バックダンサーたちの踊
りも素晴らしかった。
すでにゴールデングローヴではミュージカル作品賞と、ギア
が主演男優賞、ゼルウィガーが主演女優賞を受賞。ここでゼ
タ=ジョーンズが受賞できなかったのは、多分、彼女が上手
すぎて、誰も俳優の余技とは思えなかったというところだろ
う。
久しぶりにミュージカルを堪能できたという感じがした。
『アルマーニ』
“Giorgio Armani: A Man for All Seasons”
ファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニの1999年
から2000年に掛けての1年間を追った記録映画。
1934年生れというから、撮影当時65歳。世界33カ国に249の
店舗を展開し、毎日億単位の金を稼ぐという初老の男の生活
を追っている訳だが、何しろこのおっさんが元気が良いとい
うか、常に動き回っている様は、見ている方にも元気を与え
てくれる感じだ。
ファッションショーのリハーサルで希望通りに行かず怒鳴り
散らす姿には、人間らしさを感じるし、一方、数週間前に母
親を亡くしたばかりということで、自分や会社の将来に悩む
姿などには、親近感が湧く。
ファッション業界の人が見たら、アルマーニの成功の秘密み
たいなものについては、通り一遍な感じでしか語られないの
で、掘り下げは足りないのかも知れないが、それより映画で
は、アルマーニの人間味みたいなものをうまく表現していて
好感が持てた。
ファッションデザイナーというと、何かエキセントリックな
印象を持つが、そうばかりでもないようだ。
一応、成功の秘密の一点としてハリウッドなどへの接近があ
るということで、映画スターや、サッカーの本場イタリアと
いうことでロナウド選手の姿なども見える。
しかしその中でも圧巻は、元々親友でもあるというソフィア
・ローレンの美しさだ。アルマーニと同じ年の生れだが、全
く変らない容姿には感動した。
『ダブル・ビジョン』“雙瞳”
道教の言伝えでは超能力を持つという、1つの眼球に2つの
瞳を持つ人間をテーマにした台湾製ホラー映画。
高層ビルの一室で真夏に凍死した男、火の気のない部屋で焼
死した女、腸を抜かれて死んだ神父…。奇怪な事件の続発に
手を焼いた台北警察は、神父がアメリカ人だったことを理由
にFBIの救援を仰ぐ。
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02月16日(日)
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