ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460434hit]
■第33回
マン像を語っており、かなり期待が持てそうな感じだ。
なおノーランの計画では、次回作にはジム・キャリー主演
によるハワード・ヒューズの伝記映画が予定されていたが、
同じ内容では、前々回紹介したようにマーティン・スコセッ
シ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の“The Aviator”
の計画が先行しそうで、ちょっと実現のチャンスは失われか
けているようだ。また、この“The Aviator”にワーナーが
絡んでいるという状況もあるようだ。
さらにワーナーでは、以前第19回で紹介したダーレン・ア
ロノフスキー監督による次世代版“Batman: Year One”と、
傍系版の“Catwoman”の計画もアシュレー・ジャドの主演と
ピトフ監督で進んでいるということで、最初にどの作品が飛
び出してくるか判らない状況のようだ。
* *
またまたテレビシリーズからの映画化で、57−63年に製作
され、日本では60年からNHKで放送された西部劇シリーズ
“Have Gun, Will Travel”(西部のパラディン)を、パラ
マウントで映画化する計画が発表された。
オリジナルは30分の白黒シリーズで、やはり西部劇の『ガ
ンスモーク』と共に土曜の夜9時台に放送されていた大人向
けの作品。主人公は陸軍士官学校の出身で南北戦争でも活躍
した元士官。1870年代を背景に、雇われガンマンとして西部
で起きるいろいろな問題を解決するというものだ。
そして主人公は、普段はサンフランシスコのホテルで優雅
な暮らしをしているが、仕事を依頼されると全身黒の衣装で
出かけて行く。また、彼の名刺には、チェスの白騎士(パラ
ディン)と連絡先と共に、題名の文章があしらわれていると
いうもの。
なお、オリジナルの主演はリチャード・ブーン。他にレギ
ュラーは、「ヘイ・ボーイ」(1年だけ「ヘイ・ガール」だ
ったこともある)と呼ばれるホテルで働く東洋系の少年だけ
というシンプルな構成の作品だ。また、ブーンも歌った主題
歌の“The Ballad of Paladin”は60年代初期のヒット曲の
一つに数えられている。
そして今回の映画化だが、実はオリジナルシリーズを放送
していたCBSが、現在はパラマウントと共にヴァイアコム
を親会社とする兄弟会社の関係にあり、その辺から進み始め
たようだ。また脚本には、『トータル・フィアーズ』を手掛
けたダニエル・パインの起用が発表されている。
なお、映画化の物語は、1875年のサンフランシスコを舞台
に、パラディンが東部での暗い過去を捨てて、西部で生きる
目的を発見するまでを追ったものになるということで、つま
り、以後のシリーズ化も考えられる物語になるようだ。
製作はジョーダン・カーナーが担当。脚本家以外のスタッ
フ、キャストは未発表だが、主人公の配役と並んで、「ヘイ
・ボーイ」の東洋系の少年というのも気になるところだ。
* *
お次は各国映画からのハリウッドリメイクの情報で、今度
はワーナーが、スティーヴン・ソダーバーグ監督とジョージ
・クルーニーが主宰するセクション・8プロダクションのた
めに、“Nueve reinas”というアルゼンチン映画のリメイク
権を獲得した。
オリジナルの物語は、ベテランと新人の2人の詐欺師が、
知人の贋作者から預かった「9人の女王」と呼ばれる1枚の
古切手を巡って、国外追放前夜の切手コレクターを相手に大
勝負を仕掛けるというもの。2時間程度の作品のようだが、
この他の登場人物も多く、かなり入り組んだ物語が展開され
るということだ。
そして映画は、アルゼンチン映画界で長年助監督として働
いていたファビアン・ビエリンスキーという監督が、初監督
作品として自らの脚本を映画化したもので、作品は、2001年
[5]続きを読む
02月15日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る