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On the Production
by 井口健二
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■第24回
いないようで、しかもピュリツァー賞受賞作家が次の“The
Amazing Spider-Man”の脚本を手掛けるという訳だ。
この続編には、主演のトビー・マクガイアとキルスティン
・ダンスト、それに監督のスティーヴン・マイナーが再び顔
を揃え、来年1月の撮影開始で、公開は04年の5月7日に決
定されている。
因に、上記のシェイボンの受賞作は、すでにスコット・ル
ーディンの製作で映画化が進められており、また彼が執筆し
た子供向けの小説の“Summerland”という作品は、最近のユ
ースファンタシーの映画化ブームの1本として、ミラマック
スでの映画化が計画されている。
* *
続いては『オースティン・パワーズ』のジェイ・ローチ監
督の計画で、マニア的なファンの多いSFの中でも、特に熱
狂的なファンが多いと言われる“The Hitchhikers Guide
to the Galaxy”の映画化を進めることが正式に発表された。
この作品のオリジナルは、ダグラス・アダムスというイギ
リスの放送作家が78−80年にBBCで発表したラジオドラマ
で、物語は、宇宙航路建設のために地球が破壊され、その唯
一人の生き残りの主人公が、変な異星人やロボットと共に、
銀河中を旅して歩くというもの。
これにSFの常套句などのパロディが満載されたコメディ
シリーズで、ちょうど『スター・ウォーズ』の第1作や『未
知との遭遇』の公開で巻き起こったSFブームの中で大人気
となり、その後にアダムス自身による小説化が行われた他、
テレビ化や最近ではヴィデオゲームにもなっているというも
のだ。
そしてこの映画化についても80年代から計画され、当初か
らBBCとディズニーによる契約が結ばれて、ローチもかな
り早い時点から監督として参加することが発表されていた。
ところが、脚本を執筆していた原作者のアダムスが昨年5月
に他界、その時点で脚本はドラフト完成という段階だったそ
うだが、その後を引き継ぐものが居なくなっていた。
今回は、その後を『チキン・ラン』や『ジャイアント・ピ
ーチ』などの脚本家ケアリー・カークパトリックが引き継ぐ
ことが発表されたもので、同時にローチは監督だけでなく、
製作も担当することが発表されている。なお実際の製作業務
は、ディズニーとの関係が深く、『シックスセンス』や『シ
ャンハイ・ヌーン』を手掛けたスパイグラスが行うようだ。
ということで“The Hitchhikers Guide to the Galaxy”
の映画化が実現されることになった訳だが、実はこの発表が
あったのが9月12日で、僕は17日付のDaily Variety紙で確
認したものだが、その時点でインターネット上では一斉に、
このニュースを伝えるサイトが立ち上がっており、その関心
の高さを裏付けている感じだった。ローチとしてはプレッシ
ャーも大きいことになるとは思うが、頑張って良い作品を完
成させてもらいたいものだ。
なおローチ監督は、『オースティン・パワーズ』だけでな
く、『ミート・ザ・ペアレンツ』の成功で、ストレートなコ
メディの手腕も高く評価されている。
* *
ブライアン・デ・パルマが87年に監督し、ショーン・コネ
リーにアカデミー賞助演男優賞をもたらした『アンタッチャ
ブル』の脚本を手掛けたデイヴィッド・マメットが、再びギ
ャングを描く映画の脚本を手掛けることが発表された。
今回の作品の主人公は、John Dillinger。1930年代にア
メリカ中西部を荒らし回り、FBI指定の「公衆の敵No.1」
と呼ばれた男の生涯を描くものだ。
なおデリンジャーは1903年6月22日の生まれ、21歳の時に
働いた強盗事件で逮捕されて9年の刑に服している。しかし
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10月01日(火)
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