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On the Production
by 井口健二
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■ジェイソンX+ミーン・マシーン+カット!+スズメバチ
になっているのも見事だ。中に登場する23の秘技というのを
全部知りたくなった。
イギリス映画らしく、ユーモアも決してからっとしたものば
かりではなく、内容的にかなり重たいものを持っているとこ
ろも、結構見応えが有る。『少林サッカー』とは違った意味
で、面白いサッカー映画だった。
『カット!』“Familia”
スペイン映画界の登竜門と言われるゴヤ賞で、96年に最優秀
新人監督賞を受賞した作品。
スペインの監督では、『アザーズ』のアレハンドロ・アメナ
ーバルの人気が高いが、本作のフェルナンド・レオンもかな
り捻った題材を自らの脚本でうまく作り上げている。
父親の55歳の誕生日、その準備に忙しい家族たち。しかしち
ょっとおかしい。それもその筈、実は家族は一人暮しの男に
雇われた劇団のメムバーで、その日1日だけの家族を演じよ
うとしているのだ。
やがて開演、目覚ましのベルの音と共に男が登場し、家族は
予め渡された脚本に沿って芝居を始める。ところが男は脚本
にない質問をし始め、芝居は混乱、そこは何とかアドリブで
破綻無く切り抜けて行くのだったが…。
予定外の展開で右往左往する劇団員たちの姿に、最初は場内
に笑いが沸き起こるが、やがて演じられている内容が、普通
の家庭でも起こる話であることに気付かされる。しかしそれ
は決して嫌みな感じのものではなく、常に暖かい雰囲気なの
が素晴らしい。
『スズメバチ』“Nid de Guepes”
12,000発の弾丸が飛び交うという02年製作のフランス製アク
ション映画。
飛び交う銃弾の数だけなら、ハリウッド映画ではもっと多い
ものも有るかも知れないが、フランス映画でここまでハード
なアクションが描かれるとは思わなかった。
物語は、アルバニアマフィアの大ボスでヨーロッパ中の売春
組織を仕切る男が逮捕され、フランスで裁判を行うために護
送されてくる。空港で特別仕様の装甲車に移された男は、女
性でありながら特殊部隊の中尉というヒロインの指揮の下、
裁判の行われる町まで移動することになっているのだが…。
一方、町のチンピラを集めて関税倉庫に眠るラップトップを
強奪する計画が進行。近隣の携帯電話を不通にするなどの準
備万端、軽業まがいの進入方法で数千台のパソコンの奪取に
成功する。しかし、そこにマフィアの策略で追いつめられた
装甲車が逃げ込んでくる。
外には重武装した数百人のマフィア、携帯電話は不通で本部
との連絡は取れない。
シチュエーションは問題なしとは言わないが、そこそこ理に
叶っているし、まあ通常のアクション映画ならこんなものだ
ろう。
それより、『クリムゾン・リバー』のナディア・ファレス、
『ピアニスト』のブノア・マジメル、『TAXi』のサミー
・ナセリの顔合せが良く、特にファレスのヒロイン像は、新
しいフランス映画を象徴しそうだ。
08月02日(金)
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