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On the Production
by 井口健二
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■第11回+Versus、グラスハウス、友へ チング、ドメスティック・フィアー
ことだ。そこでこの題名をガイドブックで調べてみると、ア
メリカではケーブルで初公開された2000年製作の作品がある
が、この出演者には、ドナルド・サザーランドやネーヴ・キ
ャンベルの名前があるだけで彼女の名前はない。従ってこの
作品が当りかどうかは不明だが、いずれにしても本当に無名
の新人の大抜擢のようだ。               
 これに対してコナー役は、一時は前作と同じエドワード・
ファーロングが契約したという情報もあったのだが、結局彼
は出演しないことになり、3月上旬現在の情報では、20歳台
の俳優をまだ選考中のようだ。しかし撮影開始の4月2日ま
でには決定するはずなので、次回には報告できるだろう。 
 一方、この作品のf/xは、ILMが再び手掛けることが
決まっているが、さらにスタン・ウィンストンの再登板も発
表された。ウィンストンは前2作にも関わり、第2作ではア
カデミー賞を受賞しているが、今回彼の参加が決まったこと
についてモストウ監督は、「スタンのような伝説的な人と、
それに彼の驚くようなチームと一緒に仕事が出来ることは最
高の喜びだ」と語っており、いよいよ“T3”は最高の体制
で製作が進むことになったようだ。           
        *          *        
 お次はまたまたトム・クルーズの情報で、今度は何と日本
を舞台にした作品の計画がワーナーから発表されている。 
 この作品は“The Last Samurai”と題されているもので、
19世紀の日本を舞台に、天皇の軍隊を指導するために招かれ
た主人公が、国体を守るためにその障害となる侍社会を終焉
させようとする施策の進む中。体面と現実との板挟みになる
武士の姿を目の当りにするというもの。         
 正に題名通りの作品になりそうだが、しかも監督は『グロ
ーリー』のエド・ズウィック、脚本は『グラディエーター』
のジョン・ローガンだから、これはかなり骨太の作品になり
そうだ。もちろんクルーズは、時代の目撃者となる主人公を
演じることになっている。               
 なお時代背景から言うと、岡本喜八脚本・監督、三船敏郎
主演で69年に映画化された『赤毛』という作品があり、この
作品も幕末の激動の時代を見事に描いた作品で、比較すると
面白い比較論ができそうだ。              
 それにしても突然大変な計画が発表されたものだが、実は
この計画は元々ワーナーで準備されていたもので、その計画
にクルーズが出演者として参加することを表明したものだ。
なお、クルーズの次の公開作品はスティーヴン・スピルバー
グ監督の『マイノリティ・リポート』で、その次にはアンソ
ニー・ミンゲラ監督の“Cold Mountain”という南北戦争を
題材にした作品が決定しているが、その後が空白だったとい
うことで、今回はその空白を埋める作品ということになる。
 ただし今回の計画に関しては、全く同じ題名の作品(もち
ろん内容も共通する)が、『ウインドトーカー』のジョー・
バティーアとジョン・ライスの脚本でニュー・リジェンシー
でも計画されているということで、題名を確保する必要性か
らも、その計画に先んじて進められることにはなるようだ。
 と言うことで、前々回紹介した“The Lost Regiment”の
計画の方は、まだ原作の映画化権が契約されただけなので実
際の映画化は先のことになりそうだ。それともう1本、この
ページでは報告しなかったが、スピルバーグ監督とのコラボ
レーションで“Ghost Soldiers”という計画が1月に発表さ
れており、この作品も日本がらみの内容のようだったが、一
体どうなっているのだろう。              
        *         *        
 続いても競作の話題で、紀元前4世紀に当時の世界の半分
を支配したと言われるアレキサンダー大王の生涯を映画化す
る計画が各社から発表されている。そしてその先陣を切って

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03月15日(金)
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