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On the Production
by 井口健二
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■第6回+モンスターズ・インク、アメリカン・スウィートハート、タイムリセット、沈みゆく女
大作戦』“Sinbad and the Eye of Tiger”と製作されたシ
リーズの新作の計画が発表された。           
 このシリーズは、「アラビアンナイト」の盗賊ヒーロー、
シンドバッドを主人公にしたもので、毎回「アラビアンナイ
ト」に登場するいろいろな怪物がハリーハウゼンの人形アニ
メーションで再現されて、人気を博していた。特に第1作の
『七回目の航海』では、クライマックスに登場した骸骨戦士
との剣戟シーンが素晴らしく、これが63年に製作されたハリ
ーハウゼンの代表作『アルゴ探検隊の大冒険』“Jason and
the Argonauts”の成功へとつながっていったものだ。  
 しかし人形を俳優の演技に合わせて一駒ずつ撮影し、合成
するダイナーメーション技術には途方もない時間と労力が要
求され、徐々にその技術は失われていった。ところが最近に
なって、『ハムナプトラ2』のスコーピオンキングや、『ハ
リー・ポッター』の怪物などに往年のハリーハウゼンを髣髴
とさせるシーンがCGIで再現され、同時にハリーハウゼン
の業績への再認識が進んでいたようだ。         
 そして今回、そのハリーハウゼンが手掛けた『シンドバッ
ド』の再開が発表されたもので、ここではどうやらCGIを
駆使してハリーハウゼン・ワールドの再現が目指されること
になるようだ。製作はハリーハウゼンの諸作のアメリカ配給
を手掛けたコロムビア。                
 なお今回の計画では、すでに脚本に“T3”のオリジナルを
手掛けたデッド・サラフィアンが契約され、監督は『ポエテ
ィック・ジャスティス』などのジョン・シングルトンが発表
されている。シングルトンといえば黒人監督の代表格とも言
える人物で、その監督がシンドバッドとはちょっとイメージ
が繋がり難いが、その辺の経緯が明らかになったらまた紹介
したい。公開は03年か04年の夏ということだ。      
        *         *        
 お次も続編の話題。と言ってもこれを続編と呼んで良いも
のかちょっと悩むところだが、97年に公開され、オスカー脚
色賞と助演女優賞を受賞した『L.A.コンフィデンシャル』
の続編で、原作者のジェームズ・エルロイが92年に発表した
“White Jazz”の映画化計画が発表されている。     
 この作品は、『ブラック・ダリア』に始まる「暗黒のLA
4部作」の最終話に当たるものだが、シリーズとしての映画
化権は設定されていなかったようで、今回の映画化は俳優で
エルロイの親友とも言われるニック・ノルティが主宰するキ
ングスゲイト・フィルムスとLAに本拠を置くインターライ
トで行われることになっている。            
 従ってスタッフキャストも総入れ替えで、前作でケヴィン
・スペイシーとラッセル・クロウ、それにガイ・ピアースが
演じた刑事役は、今回は製作者でもあるノルティとジョン・
キューザックが演じることになっており、また相手役にはウ
イノナ・ライダーが交渉されているということだ。    
 確かに原作では前作『L.A.…』の何年か後の話のようだ
が、それにしてもノルティは、前作の3人とは20歳前後以上
も年上な訳で、一体どの役を演じるのだろうか。監督はロバ
ート・リチャードスン。製作費には2800万ドルが計上さ
れ、その資金の大半はドイツの製作会社が提供することにな
っている。                      
 またシリーズ第1作『ブラック・ダリア』の映画化権は、
監督のデイヴィッド・フィンチャーが持っているそうだ。 
        *         *        
 続いては、またまた往年のテレビシリーズからの映画化の
計画で、74−78年に放送された『600万ドルの男』“The
Six Million Dollar Man”を映画化する計画が発表された。
 このシリーズは、グレゴリー・ペック主演で映画化された
『宇宙からの脱出』“Marooned”などでも知られるマーティ

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01月01日(火)
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