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On the Production
by 井口健二
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■第5回+囁く砂、グレーマンズ・・・、バスを待ちながら、バニラ・スカイ
ら各社が相次いで引き継ぎを表明、最終的にミラマックスが
300万ドルをユニヴァーサルに支払って計画を買い取ること
になっている。なおリーは、オリジナルでブルース・リーが
演じたカトー役に熱意を持っており、製作会社が変わっても
参加の意志に変わりはないようだ。因にミラマックスでは、
傘下のディメンションで計画を進めることにしている。
* *
もう1本は新作で、カートゥーンネットワークで最高視聴
率を誇るアニメーションシリーズ“Samurai Jack”を実写で
映画化する計画がニューラインから発表されている。
お話は、昔の日本の武士を主人公にしたもので、悪の魔法
使いに父親でもあるエンペラーを奪われた主人公が、鍛練を
重ね時空を超えて悪に挑むというもの。これを『ラッシュ・
アワー』のブレット・ラトナーの製作、監督で映画化しよう
というのだから、面白くなりそうだ。
因に、ラトナー監督で01年夏公開された『ラッシュ・アワ
ー2』は、全米で2億2500万ドルの興行収入を上げ、実写作
品では『ハリー・ポッター』に次ぐ成績を記録しているが、
今回計画されている“Samurai Jack”は、アクションとユー
モアを程よくバランスした作品ということで、ラトナー監督
にはベストマッチの作品とニューライン側は説明している。
脚本は、テレビシリーズのクリエーターでもあるジェンデ
ィ・タートフスキーが担当。なおタートフスキーは、この他
にもカートゥーンネットワークの“Dexter's Laboratory”
や“The Powerpuff Girls”などを手掛けており、この内後
者は、ワーナーで劇場版リメイクが計画されているそうだ。
* *
リメイクの情報はこれくらいにして、続いては続編の情報
を1つ紹介しておこう。待望の『ターミネーター』の第3作
“T3”の計画がいよいよ本格的になってきた。
この計画では、すでに正式題名が“T-3:Rise of the Mach
ines”と発表され、監督のジョナサン・モストウと、主演の
アーノルド・シュワルツェネッガーの準備もOKということ
で、02年の春から夏に掛けての撮影の準備は万端整ったとい
うところのようだが…。
お話は前作の10年後、再び現れたターミネーターとジョン
・コナー(エドワード・ファーロング再演)は、未来から送
られてきた女性型殺人サイボーグ、ターミナトリックスと闘
うというもの。脚本は、テッド・サラフィアンのオリジナル
から、モストウと彼の永年の協力者のジョン・ブラッカトウ
とマイクル・フェリスが8カ月掛けてリライトしたものだ。
ところがこの計画では、実は史上最高額となる製作費1億
6500万ドルのリスクを負うアメリカでの配給会社の決定が遅
れている。因みにこの製作費の高騰の原因は、まずシュワル
ツェネッガーの出演料が3000万ドル、さらにモストウの監督
料が 500万ドルということだが、シュワルツェネッガーは97
年の『バットマン&ロビン』で2500万ドルを達成しており、
今回は主演ということでは当然と考えられているようだ。ま
た、難航しているアメリカ配給権については、製作費の全額
という訳ではなく、テレビの放映権及びヴィデオの権利も含
めて最低5000万ドルあるいは配給収入の50%ということで、
これも比較的妥当な線といえるようだ。
ということでこの配給には、一時はユニヴァーサルが有力
と伝えられていたが、03年夏に予定される公開時期は、自社
作品の“The Hulk”がぶつかるということで配給ができない
ことになり、現在はワーナーと交渉が行われているようだ。
なお日本公開は、東宝東和の配給が先に契約されている。
最近、シュワルツェネッガーの交通事故の話も伝わってい
るが、撮影までには大丈夫のようだ。
* *
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12月15日(土)
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