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On the Production
by 井口健二
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■第2回+地獄の黙示録、ノーマンズランド、寵愛、シュレック
マックスで進められているこの計画には、一時はマイク・マ
イヤーズを始め、ジョニー・デップやショーン・ペンなどの
名前が挙がっていたが、これを最終的にクルーニーの監督・
主演で映画化することになったものだ。共演はドリュー・バ
リモアの他、バーリス本人のカメオ出演も予定されている。
またバーリスは、すでに続編も書き上げているそうだ。  
         *       *         
 お次は新しい話題を3本紹介しよう。         
 まずは、久しぶりの本格ミュージカルの映画化で、77年に
ボブ・フォッシーがオリジナルを手掛け、2つのトニー賞に
輝いた後に、20年間で6度の再上演が行われた名作ミュージ
カル“Chicago ”を映画化する計画に、リチャード・ギアの
出演が発表された。                  
 この作品は、「狂乱の20年代」と呼ばれたギャング華やか
な頃のシカゴを舞台に、威勢は良いがちょっと胡散くさい弁
護士ビリー・フリンと、彼に仕事を依頼した2人の女性を巡
る物語。そしてこの2人の女性ヴェルマとロキシー役には、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズとレニー(本当はルネだそう
だが)・ゼルウィガーの主演が先に発表されていた。   
 実はこの作品は、元々女性がリードする物語で、この映画
化が発表されるやヴェルマとロキシーの役には数多くの女優
が立候補していたようだ。そしてその中からは、ゼタ=ジョ
ーンズとゼルウィガーの出演が先に発表されていたものが、
その彼女らに対抗できる男優ということで、フリンの配役が
注目されていた。                   
 その配役にギアが発表されたものだが、ミュージカル(彼
は3曲歌う)にギアというのはちょっと奇異に感じる人も多
いだろう。しかし彼は元々演技と共に音楽も学んでいて、ブ
ロードウェイとロンドンのウエストエンドで『グリース』に
主演していたこともあるということで、まったく問題はない
ようだ。それより『ブリジット・ジョーンズ』を見た後では
ゼルウィガーの方がよほど気になるところだ。      
 『ゴッド・アンド・モンスター』のビル・コンドンが脚色
を担当し、テレビ出身でこの作品がデビュー作となるロブ・
マーシャルの監督、ミラマックスが製作する。なお、マーシ
ャル監督はテレビスペシャルでフォッシー作品の『キャバレ
ー』を手掛けたことがあるそうだ。           
 続いてはビーコンピクチャーズの製作で、“Children of
Men”という作品の計画が発表されている。       
 この計画は、「女探偵コーデリア・グレイ」シリーズや、
3度の英国推理作家クラブ賞に輝くイギリスの女流推理作家
P・D・ジェイムズが93年に発表した長編小説(邦訳題・人
類の子供たち)を映画化するもので、とある未来の時代、人
類は生殖能力を失い絶滅寸前になっている。そんなときに、
27年ぶりに1人の女性が妊娠していることが発見されて…、
というお話。                     
 そしてこの原作を、今年のヴェネチア映画祭で脚本賞を獲
得した“And Your Mother Too”のアルフォンソ・クアロン
の脚色、監督で映画化するものだ。なおクアロンはメキシコ
出身で、先の受賞作は10月上旬のニューヨーク映画祭でも上
映されているが、今回の映画化に当って彼は、原作を「暗い
時代に希望を描く作品」と捉えて進めるとしている。   
 もう1本はSF映画で、パラマウントから“The Core”と
いう計画が発表されている。              
 この作品は、地球の中心を目指して進む地底探索者の冒険
を描くものだが、物語の中では地球破裂の危機が生じ、その
原因となる磁場を修正するために、地底深くの所定の場所で
原子力エネルギーの注入を図るというものだそうだ。地球破
裂というと、65年に同じパラマウントで製作された『地球は
壊滅する』(Crack in the World:アンドリュー・マートン

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11月03日(土)
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