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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File068】堕戦士たちの魂の最後の城▼・・前編【ネタバレ警報】
今日で11月も終わり、いよいよ明日からは師走♀ヲさも一段と厳しくなりつつある今日この頃ですが、観戦武官の皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか?さて名古屋の刑務所で、刑務官による受刑者への暴行事件が発覚しました。何でも革手錠≠ネる拘束器具を使用し無抵抗状態にして殴る蹴るの暴行を加えていたとか・・・こんな事、戦前の監獄≠窿Aメリカの刑務所を描いた映画の中だけでの出来事かと思っていたら、日本の刑務所でも行われていたんですね・・・最近は過疎の町や村で、刑務所を誘致(国からの特別援助金や刑務官家族の移住による経済効果が見込まれる)して地域振興を計画しているところが幾つもあるそうです。日本で刑務所がニュースの話題になるなんて、受刑者が所内の工場で製作した家具や工芸品の即売会が行われたとか、大物受刑者が収監された&釈放されたとかぐらいだったのですが、こんな暴行事件が話題になるなんて・・・塀の中の懲りない面々≠ヘ受刑者だけじゃなかったって事ですか・・・!
さて前回は当初の予定を変更してジェームズ・コバーン追悼版≠お贈りしました。そんな訳で今回は、当初前回の【File067】でお贈りする予定だった作品観戦記をお贈りします。その作品・・・ATFをして久しぶりに感動の涙を流させ、観戦記を書かずにはいられない・・・と居ても立ってもいられずにキーボード≠ノ向かわしめた作品。生きながらにして、既にハリウッドで神話的人物として語られている、あの俳優が主演した作品・・・厳密に言えば戦争映画ではありませんが、コレは一見の価値あり・・・軍刑務所を舞台にした囚人(=元兵士=堕戦士)たちと看守との攻防戦。それでは開演《開演ブザー》です。いつものように携帯電話の電源はお切り下さい。

【ロバート・レッドフォード″ナ高ぉ〜すぅよ!】
と、いう訳で先日(公開初日)『ラスト・キャッスル(原題:THE LAST CASTLE)』を観てきました。私ATFの世代にとってロバート・レッドフォード≠ニ言えば「明日に向かって撃て!1969」「ホット・ロック1971」「候補者ビル・マッケイ1972」「スティング1973」「華麗なるギャッビー1974」「コンドル1975」「華麗なるヒコーキ野郎1975」「大統領の陰謀1976」「遠すぎた橋1977」「ブルベイカー1980」「ナチュラル1984」など70〜80年代のハリウッドを代表するトップ俳優でした。特に戦争映画ファンにとっては「遠すぎた橋」での米第82空挺師団のナイメーヘン橋奪取作戦≠フ為、敵攻撃下の白昼強行渡河を実施するクック少佐*のイメージが強いのではないでしょうか・・・なんでも並み居る出演スター俳優中最も高額なギャラだったとか・・・。でも戦争映画への出演はそれ位か・・・と思っていたら、なんと初出演作品が停戦直前の朝鮮戦争を舞台とした「戦場の追跡1962」そして続く第二作目が、第二次大戦を舞台にした戦争コメディ「戦場はどこだ!1965」と言う事で、戦争映画には非常に縁が深い俳優だったんですよ!ここ最近は、映画監督や製作プロデューサーに専業していましたが、昨年末に公開された「スパイ・ゲーム2001」では久しぶりに主演、今やハリウッドを代表するブラッド・ピッド≠ニの共演で(実はレッドフォードとブラピ「リバー・ランズ・スルー・イット1992」では監督と主演という立場で顔を合わせています)伝説のCIA工作員とその教え子工作員を演じていました。将にキャラクターと、それを演じる俳優との融合・・・新旧トップ対決ってところですか・・・。そう言えばレッドフォード主演の「ブルベイカー1980」では腐敗・堕落した州立刑務所の実態を探る為、囚人として刑務所に潜入調査し囚人達の待遇改善に奔走する新任刑務所長って役だったよなぁ!

【軍刑務所を舞台にした男≠スちの誇り≠賭けた戦い】

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11月30日(土)
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