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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File053】あゝ邦画戦争映画は燃えているか・・・ぐぅれんたぁ〜い・・・ハイッ。い〜あるさんすぅ編
早速ですが真紀子さん辞職しちゃいましたねぇ。小泉内閣成立・外相就任・外務省改革の頃の飛ぶ鳥をも落とす勢いが、もお遠い昔のようです。将に「盛者必衰の理を顕す」「兵どもが夢の跡」でしょうか・・・。さて戦場を駈ける掲示板≠フ方にも書きましたが、先日「ウインドトーカーズ」の試写会に行ってきました。残念ながらカノン・・・叶姉妹≠ヘ来ていませんでしたが、Mr仮面ライダー藤岡弘℃≠1mの至近距離で目撃(感動〜ッ)この「ウインドトーカーズ」については、公開後に「観戦記」を書きますのでお楽しみに・・・。とにかく近年稀に見る日本軍大活躍映画でATF的には甲種合格∞概ね良好°y第点の作品です。一部映画ファン的にはまったくつまらん≠ニいう批評もありますが、戦争映画として観ればオッケ〜ィ!ただ女性同伴ではチョッとねぇ≠ゥもしれません。
さて今回の観戦記≠ヘ、前回に続き8月終戦記念日特集「総論的邦画戦争映画論・・・第二章」をお贈りします。今ではもう失われてしまった邦画戦争映画の栄光の日々、珠玉の作品たちのお話です。それでは開演です(ブザー)いつもの様に携帯電話の電源はお切り下さい。
【チャンバラ・コンバット・・・ツワモノ≠スちの系譜】
戦後日本映画の発展に大きく寄与し、その貢献により紫綬褒章を受章した佐藤忠男氏の著作「映画で読み解く「世界の戦争」昂揚、反戦から和解への道」(KKベストセラーズ著)によると、戦争映画を以下の内容で分類しています。【】内はATF的表現。
@戦時下における戦意高揚を目的とした【プロパガンダ作品】
A戦闘アクション主体の【娯楽作品】
B戦争行為・軍隊組織を否定・拒否・告発する【反戦作品】
C戦時下の侵略・残虐行為、秘話・悲劇への謝罪・許赦・和解、鎮魂を描いた【戦後作品】
言わずもがな@の【プロパガンダ作品】は戦前・戦中の作品主体で、戦後は無くなります。逆にB【反戦映画】C【戦後映画】は近年(1970年代以降)製作されている邦画戦争映画の主流となっています。まあB【反戦映画】は戦前・戦中にもごく一部製作されていますが、検閲に引っかかり公開禁止になったり、製作スタッフが特高や憲兵隊に逮捕されて製作中止になっています・・・。まあ殆んどの映画製作者たちは、戦時中は@的作品の製作に関わっているんですがね。
ただ佐藤氏の分類法を解釈すれば、例えば「独立愚連隊」と「太平洋奇跡の作戦キスカ(以下略キスカ)」は同じ範疇に入っていると思われます。まあ「キスカ」を【反戦映画】と見なす方はそういないでしょう・・・。そういう訳で、私ATF的にはA【娯楽映画】一本に分類されているのが、物足りない訳です。前回も書きましたが、明らかに「独立愚連隊」と「キスカ」は邦画戦争映画的には別分類すべきです。分類の詳細は前回書いていますのでご参照下さい。で今回取り上げるのはA【娯楽作品】的戦争映画の中でも、娯楽面が極めて強調された、日本映画界がまだ活気に満ち溢れていた頃50〜60年代に大量生産された笑いと人情が溢れる、血涌き肉躍る戦争映画群・・・ATF命名によるチャンバラ・コンバット≠ナあります(この命名の由来については、過去何度も書いていますが、洋画戦争映画の中で人気の一角(爆)≠成すマカロニ・コンバット≠ノ対抗した命名です)
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08月11日(日)
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