ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File054】Saving Navajo Codetalkers〜JHON WOO MEETS SPIELBERG【ネタバレ警報】
ここ最近涼しい日が続いていましたが、今日はなんだか蒸し暑い夜です。そんなこんなで、もう8月も終わり。今年の夏も、海も山も、ましてや海外にも縁の無いATFでした・・・(泣)まぁしかし今年の夏は「戦争映画の夏」で、WOWOWの「バンド・オブ・ブラザース」チャンネルNECOの日活戦争映画特集、NHKの戦争特番ドキュメンタリーの放送と、まったくもって戦争映画オタクには萌える♂トでした。そして今日、この夏の最後の大イベントであるジョン・ウー監督作「ウインドトーカーズ」の公開が始まりました。実はCOI管理人様のご好意で、先日行われた試写会に行って一回観ておるのですが、もう一度観てきた訳ですが・・・。まあ突っ込み探し∞荒探し≠ノ近いんですが・・・ネ。と言う訳でネタバレ*檮レの「ウインドトーカーズ」公開記念観戦記の一席・・・前回予告しました終戦記念日特集「総論的邦画戦争映画論・・・第三章」の予定を一部変更(コレばっかり・・・)してお贈りします。それでは開演です(ブザー)いつもの様に携帯電話の電源はお切り下さい。

【う〜む、どっかで観た事あるシーンじゃないか・・・ウインドトーカーズ=z
ご存知の通り、観戦記の特集で暫く自爆的「D-day発動記念」ドラマ≠カキコしてたので「プライベートライアン(以下略SPR)」を最低20回近く観た訳なんですが、お陰でなんか脳内の片隅にSPRのストーリーやシーンがへばりついてしまい、そのSPRにかぶれた頭で、この「ウインドトーカーズ(以下略WT)」を観ていたら「何とまあクリソツ(死語)な作品じゃん・・・」なんて思えてしまった訳ですよ・・・。瓜≠ニまでは行きませんがね、結構逝ってますよ、お客さん・・・!そこでSPRvsWT≠フ「比較研究論的ツッコミ観戦記」を書いてみようと思います。まあ監督からしてスピルバーグとジョン・ウーですからねぇ〜。ともに自らの民族の悲劇を描いた作品(スピルバーグ「シンドラーのリスト」/ジョン・ウー「南京1937」)を作ってるとこからして、どっか似てるとも言えなくないですか?どうでしょうね・・・それでは・・・

【ざっと見てもこんなにソックリ・・・SPRvsWTの類似点】
@主人公は過去の戦闘によるPTSD(戦闘後遺神経症)を患っている
SPR:ミラー大尉はアフリカ戦他の戦闘による後遺症で手が震える
   ※以前は誰が見ても彼が平凡な田舎の高校教師≠セと納得した人物
   ※今では中隊長は死んだGIの体で作られている≠ネどと言われている
W T:エンダーズ軍曹はガダルカナルでの戦闘による後遺症で頭痛がする
   ※高校以前は敬虔なクリスチャンだった
   ※死んでいった部下の記憶が消せず、看護婦リタの愛が受け入れられない
A主人公らは一般の兵士とは違い、特殊な訓練を受けている
SPR:ミラー大尉と部下たちはレンジャー大隊¥椛ョ
   ※結局ライアン捜索に行くのはミラー大尉以下8名
   ※ラメル戦に参加するのはミラー部隊と空挺隊員で20名前後
W T:エンダースとヤージーの所属するのは海兵通信偵察中隊
   ※イェルムスタッド一等軍曹指揮下の小隊で40名前後はいたが・・・
   ※最後の場面ではジープ4台乗車人員のみで20名程か
B主人公の任務はVIP(SPR:ライアン/WT:ヤージー)を守る(救出する)事
SPR:四人兄弟の最後の生き残りである末弟を探し出して無事連れ戻す事
   ※でも最後の戦闘ではラメルの橋≠死守するハメになっちゃうけど・・・
W T:日本軍の解読不可能なナバホ語暗号通信兵を護衛する事
   ※通信兵自体の生命の保護よりも、暗号自体を守るのが本来の任務
C最後に生き残るのはVIP役とBARを持った兵士と外国をイメージさせる兵士
SPR:ライアン二等兵、ライベン一等兵、アパム伍長
   ※ライベンは捕虜(蒸気船ウィリー)の処遇を巡り一時反抗的になる
   ※アパム伍長は戦闘はド素人・・・ドイツ語とフランス語を話す通訳
W T:ヤージー二等兵、チック兵卒、パパス兵卒
   ※チックは南部の出身で、中盤までネイティブアメリカンに対し差別的

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08月24日(土)
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