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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File042】インディアナジョーンズ・・・じゃなくてインディアナポリス、危険な道・・・軍艦洋画編Vol.2
世の中はW杯と亡命未遂事件でお騒がせな様子ですが、ことサッカー始めスポーツ全般に疎いATFにとっては、ゴンが当選しようと中村が落選しようと、そんな事はどこ吹く風・・・。なんでも○ルシエ監督は、これを最後に日本代表監督から転職されるとか・・・。まあ日本人としては日本代表が健闘されることをお祈りするばかりです。それと亡命未遂事件。○キコ外相解任から○ネオ疑惑までの一連の不祥事に、まだ続くのか・・・○務省改革ってどうなってんの・・・など一小市民であるATFにもいささか興味がある話題ではあります。なけなしの税金、好き勝手に使ってくれるなぁ〜。でニュース特番観てたら、渦中の人物の紹介で阿南中国大使ってば終戦時の阿南陸軍大臣の息子?で、東郷局長と言えば同じく東郷外相の孫・・・凄い血統、て言うか外○省なんて日本史上の有名人物の子孫やら子供やら婿やらいっぱいいる超人脈社会だそうです・・・「日本のいちばん長い日」「日本敗れず」「歴史の涙」で日本の命運を左右した人々の子孫が、今でも国益の中枢で威張ってるんですね、日本って国は・・・。それはさて置き、今回は戦争映画のちょっと気になる軍艦@m画編Vol.2です。前回は軍艦の王者「戦艦」が主役でしたが、今回は艦隊の華「巡洋艦」がメインの作品を取り上げて見ましょう。それでは上映開始・・・なお上映中は携帯電話の電源はお切り下さい・・・。

【危険な道】1964制作
これって主演がデューク≠アとジョン・ウェインで、共演はしゃくれ顎≠ェ特徴なカーク・ダグラスにヘンリー・フォンダ、ダナ・アンドリュース、ジョージ・ケネディと超豪華な割りに、戦争映画の中でも意外と地味≠ネ作品ですなぁ。監督・製作は「第十七捕虜収容所」「栄光への脱出」のオットー・プレミンジャー、脚本は「眼下の敵」「脱走特急」「追撃機」のウェンデル・メイズって面々なんですがねぇ〜。物語は真珠湾攻撃から中部太平洋での反攻作戦の開始までを、ジョン・ウェイン演じるロック<gリー大佐(後に准将)を中心とした多彩な人々の姿にエゴや恋愛を絡めて描いています。どっちかって言うと大河ドラマなんですかねぇ。それぞれの登場人物が解るとこの映画もわかり易いので、ちょっと各登場人物の紹介を書いて見ましょう。
★ロック・W・トリー大佐(後に准将)
真珠湾攻撃時、巡洋艦艦長として僅かな艦艇を率い日本艦隊の迎撃に出撃するも、燃料節約からジグザグ″q行を実行出来なかった為、日本潜水艦の雷撃により大破、その責任を問われ閑職(航路・海図部)に回されるが、ニミッツ提督(ヘンリー・フォンダ)の庇護により第一線に復帰。南太平洋での反攻作戦「スカイフック」の停滞を掩護する為の作戦「アップルパイ」を指揮。大和≠中心とする日本艦隊の迎撃(パラ海峡海戦?)に出撃し、片足を失う重傷を負うも、見事作戦を成功させる。離婚した妻との間に一子あり(ジュア・トリー少尉)
★イーガン・パウエル中佐
トリー大佐閑職時代の独身士官宿舎のルームメイト。元ハリウッドの著名脚本家で(離婚歴3回・・・慰謝料返済中)海軍特殊情報部員<jミッツ提督のスタッフ。政財界に人脈あり。トリー大佐の第一線復帰に尽力。後にトリー提督のスタッフ。パラ海峡海戦で戦死。
★ポール・エディントン中佐(後に大佐)
トリー大佐の巡洋艦艦長時代の副長。前歴は海軍航空隊所属。夫婦仲が醒めていて、夫人は真珠湾攻撃時に愛人の海軍士官共々事故死。アル中気味で、トリー大佐左遷後は中部太平洋の中継基地の建設責任者に異動。さらに酒と女にうつつを抜かすが、トリー准将の第一線復帰後は、彼の参謀長(大佐)に復帰。やっぱ女運が悪いのか、トリー大佐の息子(後述)の婚約者をいきなり襲って自殺に追い込み、その責任を感じてかパラ海峡海戦では、敵艦隊の動向を掴む為、B25改造偵察機PBJで片道長距離偵察に出撃(この時初めて彼がパイロットである事が判明)敵艦隊を発見するも、零戦の迎撃を受け壮絶なる戦死・・・名誉勲章を申請しては、との周囲の言葉に「彼は望まない・・・」というトリー提督の言葉が印象的。結局婚約者の自殺の原因が彼のせいであるという事は謎のまま・・・なのか?戦争映画では珍しいくらいの凄い人物設定ではあります・・・。

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05月19日(日)
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