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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File043】史上最大の・・・じゃなくて最初≠フ戦争映画(続編)
W杯もいよいよで、国内外の盛り上がりも大変なものですね。お騒がせな○メルーン代表も無事来日したものの、練習・交流試合なんかで一次キャンプ地の○津江村で滞在するのは、僅かな日数。オマケに二次キャンプ地の山梨県では、滞在スケジュールが変更になった場合、ホテルのキャンセル料を税金で払わにゃならん・・・と問題になっているそうですが、W杯ってそこまでキャンプ地側でやらにゃならんのか?などとサッカー我関せずのATFにとっては思えるのです・・・。さて、またもや【閑話休題】でお茶を濁させていただきます。軍艦編≠焜lタ集め継続中ですので暫しお待ち下さい(笑)この戦争映画観戦記≠フ【File005】において世界で最初の戦争映画って何?≠トネタでカキコしましたが、結局確たる資料が無かったので、はっきりした結論を書いてなかったのですが、ココに来て最近偶然に読んだ某資料に、それを示唆するような記載があったので、ちょっと書いて見ました。

【映画の誕生】
近代的な興行向けの映画が初めて制作されたのは1895年にフランスのリュミエール兄弟が上演したシネマトグラフ≠ニいう短編作品が、その始めと言われています(実は、それ以前にもゾーイトロープ≠ニかエジソンの発明したキネトスコープ≠ニか擬似映画的なものはありました)が、その後、各国へと広がり映画館や制作会社・スタジオが数多く創られ、娯楽としての映画産業が確立されて行きます。制作・演出・撮影技術的には、まだ未熟なサイレント無声映画なのですが、人々に好まれる男女の恋愛物語やドタバタ喜劇・アクション作品が多く制作されます。

【戦争映画の起源】
さて戦争映画って・・・?≠チて事からすると私ATF的には、組織(国家・軍隊)同士の戦いや、あるいは組織に所属する戦闘員(兵士)が主人公の作品、それらの戦いを背景とした舞台設定作品であれば戦争映画≠カゃないか・・・と思っていますので古代や中世、近世の戦いを描いた作品も戦争映画≠ニして考えていますが、ごく一般的な映画ファンの所見によれば第一次大戦∴ネ降の戦争を描いた作品に限られるようです。という訳で世界最初の戦争映画と言えるのは第一次大戦≠描いた、あるいは背景とした作品です(不満ですけど・・・)第一次大戦≠ェ勃発した1914年以降1920年代までに制作された初期の作品の中で、前述の基準で該当する作品をピックアップしてみると、主(有名)な作品としては以下の作品が上げられます。
@ビッグ・パレード/大進軍1925
A栄光1926
Bつばさ1927
C最後の命令1928
D空征かば1928
E西部戦線異状なし1930
F地獄の天使1930
1914年に制作(公開は1915)されたD・W・グリフィス監督による「国民の創生」は南北戦争を舞台にした一大歴史叙事詩的作品で、戦闘シーンは半端じゃありませんし、1926年に制作された笑わない喜劇王バスター・キートン≠フ「将軍」も南北戦争を舞台に、計算されつくしたギャグと蒸気機関車を巧みに使用し大掛かりな特撮シーンを多用したキートンの最高傑作≠ニ評価される作品で、ラストシーンに南北両軍が激突する壮大な戦闘シーンもあり、西部劇というには勿体無い≠ルどの(ウェスタンファンの方、ごめんなさい)戦争映画≠ナあると断言できるんですが・・・。
以上、一般的には上記の@〜Fの作品が戦争映画創世期≠フ主要作品と思われていますが、実は第一次大戦の戦時中≠ノ制作された戦争映画≠ェあるんです。しかもソレは意外と普通に良く知られている作品なのです。大きなレンタルビデオ店では、今でも棚に並んでいますよ・・・と言う訳で、その作品とは・・・

【担え銃】SHOULDER ARMS1918年制作・1919年7月公開 40分
監督・主演:チャールズ・チャップリン
共演:シドニー・チャップリン(チャップリンの実兄)
ヒロイン:エドナ・バーヴァイアンス

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05月26日(日)
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