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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File037】Raise the WarBirds・・・戦う翼たちの戦後A
唐突ですが、何時の間にやら4000HIT。日頃よりご来訪いただいてる観戦武官(当HPご贔屓筋の方々を勝手に呼称しております)≠フ方々には厚く御礼申し上げます・・・です。さて私ATFが自前のHPに係わってから、実は満一年な訳なんですがエッ≠ト思われる方もいらっしゃいますでしょう。この「ATFの戦争映画観戦記」は昨年の10月にオープンしたのですが、それ以前に酔った勢いで・・・いえプロバイダからドメインを拾得して以来ほったらかしていたのを、友人からHP製作ソフトを譲ってもらった機会に、勢いで一晩でHPを作り(まるで秀吉の一夜城・・・HPか。と言ってもトップページと観戦作品リストだけ)上げたのが、ちょうど昨年の4月の14日だった訳です。この「戦争映画観戦記」をスタートするに当たり、その初期HPのドメインは「資料室@」へと移行してしまいましたが・・・トップページのみは記念に残しています。カウンターもつけたままなのですが、現在約400HIT。たまに自分でアクセスしてカウンタの増え具合を眺めておりますが・・・非公開なのに、一体どうして・・・因みに皆様の中でご覧になった方っていらっしゃいますか?
さて満一周年記念のカキコミは前回に引き続き、戦争映画に登場した「戦う翼たち」の知られざる裏事情についての続編です。
【火消しになった戦う翼たち】
前記の如く二次戦後、航空機の推進システムがレシプロ≠ゥらジェット≠ヨと急変した事により、二次戦を戦った「戦う翼たち」の需要は激減しました。多くは二束三文な値段でスクラップ業者に買い取られ屑鉄としての運命を辿りますが、一部幸運?な機体は、二次戦後の民族主義の機運に乗じ独立したが、未だ政情不穏な旧植民地国家へ売却されたり、民間航空に払い下げ(主に爆撃機や飛行艇、輸送機等)て命脈を保ちます。しかしながら元来軍用機は民間機に比べ燃費が悪く経済性が低い・・・燃料をバカスカ喰ってしまうので、元爆撃機なんかを旅客や輸送に使うのは非効率的なため、特殊な用途以外はあまり使用されなくなります。その特殊な用途のひとつは、山火事専用の消防飛行機″L大な森林地帯を有するアメリカでは、頻繁に山火事が起こり、毎年多くの被害が発生しています。一端燃え広がるとちょっとやそっとでは火勢は止まらず、消防ポンプで水をかけるくらいでは焼け石に水。そこで登場するのが消防飛行機¥繼から水や消火剤を広域に散布し延焼を防ぐ訳です。頑丈な機体の爆撃機や飛行艇は、この手の作業にはもって来いなのです。主にB25やB26、A-20、A-26の中型爆撃機・攻撃機やカタリナ飛行艇がこの任務に多用されます。低空で飛行したり、飛行場と頻繁に往復する任務のため、大型の爆撃機では使い勝手が悪かったのでしょう。この辺の事情はスピルバーグ監督の「オールウェイズ」(1989:主演リチャード・ドレイファス)を観ると良くわかります。確かA-26が消防飛行機≠ニして登場してませんでしたっけ?大女優ヘップバーンが天使役・・・そう言えばクレジットにデイル・ダイの名が・・・これって戦争映画界では有名な軍事アドバイザーと同一人物なんでしょうか?現存する米軍の中型爆撃機の多くは、この用途に使用されていた機体の生き残りが多いそうです。
【トレジャー・・・ウォーバード・ハンターたちの憂鬱・・・】
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04月14日(日)
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