ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File022】やっぱり馬≠ェ好き・・・その他騎兵篇
2002年の正月もアッと言う間に過ぎて、早や7日、寝正月だったり、仕事に行ったり、と相変わらずの正月でした。さて前回に続き午年に因んだやっぱり馬≠ェ好き¢謔Q弾はATFお薦めのアナザー篇、ナポレオン戦争以外に騎兵隊≠ェ活躍する作品をご紹介しましょう・・・。

【進め龍騎兵】
1936年にエロール・フリン℃蜑奄ナ製作された騎兵隊<cmの傑作。物語は前半インド&狽ニ後半クリミア&狽ノ分かれます。前半のインド&狽ノおいてインド奥地に駐留する英軍部隊が叛乱軍の攻撃に遭い、全滅・・・後半は、その叛乱軍の親玉の藩王(マハラジャ)が、逃亡してロシアの庇護下にある事を知った生き残りの英軍士官が偽≠フ攻撃命令を出して、恨みを晴らす・・・というようなストーリーです。で、問題の騎兵<Vーンですが、後半のクリミア&煤Bこのストーリーの下地は、1854年のクリミア戦争におけるヴァラクラバ≠ナの英軍騎兵5個連隊によるロシア軍砲兵陣地への攻撃のお話です。映画では英軍騎兵3個連隊が@整列A並足B駆け足C早足D突撃、と騎兵突撃のプロセスを見せてくれます。ロシア軍の砲弾が落下する中を突撃する騎兵隊≠ヘ圧巻。史実の攻撃では参加したカーディガン卿指揮下の英軍騎兵(前衛第17槍騎兵・第13軽龍騎兵、中衛第11軽騎兵・第4軽龍騎兵、殿軍第8軽騎兵)総勢673騎(消耗の為、兵力が充足した部隊無し)の内、敵陣に攻め込んだ後の点呼に応じた生き残りはナント195騎、損害6割というもの凄い突撃だったようです。偽≠フ攻撃命令というのは映画での脚色かと思っていたら事実だそうで英軍軽騎兵隊こそ世界最高の騎兵隊≠ニ信じきっていた一人の伝令将校が、わざと無謀な命令に改ざんして伝えたらしいそうです。そうそうこの映画では、若きディヴィッド・ニーブン≠ニ美女オリヴィア・デ・ハヴィランド≠フお姿が拝めます。

【ダンディー少佐】
名匠サム・ペキンパー監督、チャールトン・ヘストン主演による西部劇≠フ傑作。南北戦争下、インディアン(先住民って言わなきゃ差別用語なんですかね?)に浚われた白人農場主の子供2人を救出するため、北軍兵と南軍捕虜の混成部隊を指揮し、メキシコまで追っかけていくお話。この作品、ただの西部劇≠セと思ったら大間違い・・・なんとメキシコ皇帝マクシミリアン一世(オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ一世の弟、ナポレオン三世の後援により即位)支援の為、派遣・駐留しているフランス軍槍騎兵との戦闘シーンがあります。無事子供を救出し、最後にアメリカとの国境に流れる川で待ち伏せる仏軍槍騎兵。たった一門の軽榴弾砲(この大砲にまつわる新米砲兵少尉のエピソードも好きですな)で先制攻撃をかけ、仏軍槍騎兵の隊列を乱れさせ突撃する南北連合部隊。最後は騎兵の本領<Tーベルによる斬り込みです。南軍捕虜のリーダー役リチャード・ハリスと片腕のスカウトジェームズ・コバーンが良い味だしてます。中盤で心労からダンディー少佐≠ェ部隊の指揮を放棄し酒に溺れるシーンがありますが、テレビ放映では真っ先にカットされるシーンですな・・・。勇ましいテーマ曲が耳に残る名作です。

【騎兵隊】

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01月07日(月)
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