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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File014】そして戦車は行く・・・
「俺はセ・ン・シャが、好きだぁ〜ッ」ってミリタリーマニアの中でも「戦車ファン」を自称される方々も多いと思われます。かく言う私ATFもその一人。とにかく戦車さえ登場すれば、戦争映画でなくても良いんです。陸戦の王者、鋼鉄の怪物、鋼の騎士・・・まあ表現は色々ありますが、とにかく戦車が好きなんです。という訳で引き続き「二次戦を舞台にした戦争映画以外に登場するディープなこだわり満載の戦車たち・・・第二幕」をお楽しみ下さい・・・。

【さらばキューバ】
大抵の映画評論やレンタルビデオ店での分類では、戦争映画の分類に入れられてはいませんネ。Mr.007ショーン・コネリー主演のラブ・サスペンス?です。舞台は革命真っ只中のキューバ。やる気満々だが武器・弾薬不足のカストロ率いる革命軍と、金にモノを言わせ武器・弾薬は豊富だが兵士たちにやる気がないバチスタ将軍の政府軍。その政府軍の近接戦闘教官としてキューバにやって来るのが元英軍少佐のショーン・コネリーです。そこで元恋人と出会い・・・革命に翻弄され・・・ってお話ですが、何が凄くて最初に書き込んだかと言うと・・・そう、並み居る戦争映画でも滅多にお目にかかれない戦車戦<Vーンがあるんですよ。それはラストシーン。革命軍が占領した燃料基地を攻撃しにやって来る政府軍。なんと装甲列車≠燗o場する二度美味しいシーン(でも革命軍に前後のレール外されて立ち往生して、呆気なく降参)もあるんですが・・・それは置いといて、政府軍側車両としてM10駆逐戦車が登場(コレだけでも珍しい)。背丈以上もあるサトウキビ?畑のぬかるんだ道を勇ましく進撃してきます。それをショーン・コネリーともう一人のおっさんの二人で乗っ取り、革命軍の応援に駆けつける(ショーン・コネリーは何時の間にか革命軍側です)んですが、ココで政府軍側のM4戦車が2両登場。驚くなかれ「遠すぎた橋」「橋」も真っ青のハリボテ戦車(正面からのシーンで、中身のジープ?の車輪がハッキリ見えますし、主砲の中には発火用の小口径砲がバッチリ映ってます)です。操縦担当のおっさんが鈍くて、中々うまくM10は動かずピ〜ンチ。そこへM4からの至近弾がドッカ〜ン。75mm砲弾抱えて装填するコネリー。そして発射・・・見事命中です。残った一両のM4は慌てて後退。この時も足回りのタイヤがバッチリ見えます。この間約10分弱ですが「第27囚人戦車隊」も驚く戦車戦<Vーンなのでした。

【アンザックス】
第一次大戦に英連邦軍として参戦したオーストラリア&ニュージランド欧州派遣部隊を略してアンザックス≠ニ言うのだそうです。あのミスタークロコダイル・ダンディーポール・ホーガン=i最新作じゃ歳とったな〜って感じ?)主演のテレビ映画です。この映画の戦車は、なんと元祖戦車マークW型(雄)です。まったく遮蔽物のない平原の戦場。独軍の機関銃座に苦戦するアンザックス部隊。そこに救援に現れるのが1台の戦車・・・いきなり地平線に登場・・・ゴトゴトと独軍陣地に迫ります。パニックに陥る独兵たち。やがて機関銃座を蹂躙しお役目ご苦労様な訳ですが、この戦車も見事ハリボテ。前進スピードに比べキャタピラ(登録商標?)の回るスピードがなんか遅いのはご愛嬌。なによりも戦車の後部ハッチを開けると、前方の操縦席のハッチまでブチ抜き丸見えなんですわ(爆)でもマークW型が登場するだけでもメッケもんて事でっしょうか・・・ネッ。

【タイムコマンド】

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11月24日(土)
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