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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File012】The Nazi Has Landed<iチは舞い降りた・・・。
独軍ファンの方にはナチ≠チて単語は甚だ気に喰わないとは思いますがNSDAPと呼べ・・・≠チて怒らないで下さいネッ!
と、いう訳で一部で人気の「鷲は舞い降りた」に因んだ独軍エリート歩兵部隊「降下猟兵」特集であります。まあ連合国側から言えば「空挺部隊」「パラシュート部隊」日本的に言えば「落下傘部隊」「空の神兵」ってとこです。因みに「空挺部隊」っていうのは「空輸挺身部隊」っていう日本軍用語だったと思いますが・・・。
歩兵部隊って言ってもゲーリング指揮下の空軍所属なんだよな・・・(SS所属も一部あり)二次戦前半位(オランダ侵攻・ノルウェー侵攻・アフリカ戦)までは結構空挺作戦で活躍しますが「降下猟兵の墓場」と言われたクレタ戦∴ネ降は、ほとんど地上戦中心。イタリア戦線の「モンテカシノ修道院」の攻防なんか連合軍の大攻勢の中、大健闘してます。
敵地奥深く輸送機やグライダーで運ばれ、一斉奇襲降下、地上部隊が進出するまで制圧確保する精鋭部隊。「史上最大の作戦」「遠すぎた橋」「赤いベレー」「第一空挺兵団」など連合国側の大空挺作戦を描いた作品は多数ありますが、降下猟兵を描いた作品となると・・・。てな訳で少ない作品の中から選りすぐった「独軍降下猟兵」の登場する映画特集です。

【鷲は舞いおりた】
言わずと知れたジャック・ヒギンズ原作の特殊作戦モノの名作。原作邦題は「鷲は舞い降りた」って降りた≠ェ漢字なんですが、映画はおりた≠チて平仮名になってるんですね。英国の寒村で静養中のチャーチル首相を誘拐・・・もしくは暗殺せよ、って作戦を遂行するシュタイナー大佐指揮下の独降下猟兵達のお話ですが、あの降下猟兵独特?のスモックは登場しません。オープニングの有名な三号突撃砲(ユダヤ人少女)の登場する駅のシーンではリバーシブルの迷彩スモックは登場しますが・・・。後半ポーランド空挺部隊員?に変装して侵入するシーンでは、独空軍の作業軍装の上に英国空挺軍装を着てますな。マイケル・ケイン演じるシュタイナー大佐は独空軍パイロット御用達の皮ジャン・・・カッコイイなぁ〜。深くは論じません。当時のヨーロッパの軍装・兵器収集家の方々がいっぱい協力しておるそうです。独軍装マニアの方、ど〜か突っ込まないで下さいね。

【潜水艦X-1号】
テレビ放映時は特攻潜水艦X-1号≠チてタイトルでした。独戦艦リンデンドルフ号を撃沈する為に編成された特殊潜航艇部隊のお話ですが、これってテルピッツ号″U撃を行ったXクラフト部隊がモデルですな。特殊部隊の訓練が行われていたのは、あのネッシー≠ナ有名(最近は聞かんな〜ッ)なネス湖♂ス故か独軍に感ずかれ、BF110偵察機型(実写)が飛んできた後、Ju52M3タンテ≠ノ載って独軍降下猟兵の攻撃隊がやってきます。兵力は20名前後でしょうか・・・。訓練基地守備隊との壮絶な銃撃戦後殲滅されてしまいます。軍装は結構しっかりしてる様ですが、如何せん夜間戦闘なのが残念。でも夜間に目印も無い目標に降下出来るって、相当なプロ≠ネんでしょう。

【ムッソリーニと私】
イタリア・ファシスト党統領(ドーチェ?)ムッソリーニの末期を、娘婿チアノ伯の目を通じて描かれたTV映画作品。ムッソリーニ役はボブ・ホプキンス(スターリングラード2001のフルシチョフ)チアノ伯はあのMr.レクター博士サー・アンソニー・ホプキンス、ムッソリーニの娘役でスーザン・サランドンが出演。で、ムッソリーニと降下猟兵といえば切り離せないのがグラン・サッソ救出作戦#s色濃くなった1943年9月、国王により解任・幽閉されたムッソリーニをヒットラーの命を受けたスコルツェニー(ソレッぽい俳優)指揮下のSS・空軍混成の降下猟兵部隊がDFS230グライダーに搭乗し奇襲降下します。降下シーンは特撮ですが。降下猟兵の軍装はソレっぽいですね。嬉しいのは本物のFi156シュトルヒ連絡機が登場。もちろんJu52M3タンテ@A送機もネッ!

【ムッソリーニC完結編】

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11月18日(日)
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