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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File011】あゝ戦う列車は美しい・・・続装甲列車で行こう・・・
さて装甲列車で行こう≠フ続編は武装列車&列車をめぐる戦闘&メです。ここにも戦う列車の雄姿を観ることができます。「あゝ戦う列車は美しい・・・」

【戦争プロフェッショナル】
傭兵<cmの名作映画。60年代ベルギー領コンゴを舞台に、叛乱軍(スゴ〜く残酷な人たち)と傭兵+政府軍兵士部隊の戦うお話。反乱軍が迫る奥地の町まで、ダイヤの原石と鉱山技師たちを救助に行くんですが、せっかく早く到着しても、ダイヤを入れた大金庫の時限鍵が開かなかったり、ひじょ〜に難産なお産のシーンがあったりして、全編ハラハラドキドキさせてくれます。さて前半に登場する救出列車ですが、前後に連結した無蓋貨車や客車の屋根の上に50口径機銃を一杯搭載してます。装甲代わりにレールを搭載してるのもご愛嬌。途中、国連軍機に機銃掃射を受けるシーンでは、この搭載機銃、一斉に火を噴くんですが、給弾ベルトが全然動かないですよ・・・ちょっと興冷めですが。脱出シーンで、砲撃により連結部をやられた客車が、反乱軍の方にバックしていくところは、なんど観ても鬱≠ネシーンですな・・・。

【脱走特急】
イタリアからドイツ本国へ移送される連合軍捕虜御一行様が、輸送列車を乗っ取ってスイスに逃げるお話です。鉄道網が発達しているヨーロッパならではのお話ですね。武装列車と言っても、武装兵士が各貨車の屋根の上に乗ってるだけですが・・・。追跡する独軍列車の独兵士たちが、ヤケにしゃっちょこばって?兵員輸送貨車?に乗ってるのが、なんか変℃R間部での独軍機からの攻撃に対し、みんなのシュマイザーの一斉射撃で応戦するシーンは見応えありますがオイオイ、サブマシンガンで飛行機落とせるのかよ〜≠ネんて思ったりも・・・。破壊されたレールを取り替える為、列車の後部から外して持ってくるシーンはなるほど<cmです。フランク・シナトラ演じるライアン大佐?が、最後撃たれるシーンは「ワイルド・ギース」のラスト近くでリチャード・ハリスが撃たれるシーンに似てなくもないか・・・。

【カサブランカ・エクスプレス】
連合国首脳のおじさんたちが集まって会議するのを嗅ぎ付けたナチ情報部。現地に向かうチャーチルおじさんを生け捕りにしてベルリンで見世物?にしてやろう、と画策、特殊工作員と降下猟兵部隊(軍装は怪しい)と合同で、列車(一般列車にお忍びで乗車中。巻き添え喰う一般乗客が哀れ)を襲撃し・・・ってお話ですが、出演者は豪華(グレン・フォード、ドナルド・プレザンス、そしてショーン・コネリーの息子とアンソニー・クインの息子の二世共演)でもアメリカ映画のくせに制作スタッフがほとんどイタリア系ってのが、ど〜もマカロニっぽい・・・てな映画です。護衛の米兵(チャーチルの護衛なのに米兵?なんか鷲舞≠ンたいだな〜)と独降下猟兵部隊との戦闘はアッと言う間にケリがつきます。最後、応援に駆けつける米軍の列車。どう観てもディーゼル機関車だな〜ッ。バズーカ砲一発で蒸気機関車が止められるのか?

【北西戦線】
サブタイトルが「爆走機関車」って勇ましいですが・・・「北西戦線」って言っても欧州ではなくて19世紀初頭のインドが舞台。反英勢力によって殺された親英派の藩王(俗に言うマハラジャ≠チて地方の王様)の後継ぎの王子と、その美人の家庭教師、その他の人々を乗せて、英国勢力圏まで列車で脱出を図るお話です。主演はケネス・モア。蒸気機関車と客車を簡単な装甲で覆って包囲された中を突破するシーンは見応えあり。追いすがる追跡の騎馬隊に向け、客車の最後尾に設置されたマキシム・・・いやヴィッカース水冷機関銃が火を噴きます。住民が虐殺された駅を通過するシーンで、線路上の遺体を退かしながらゆっくり前進するシーンは、ちょっと目が痛いです。

【逃亡列車】

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11月13日(火)
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