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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File010】装甲列車で行こう・・・
戦争映画での主要なアイテムのもうひとつは、言わずと知れた鉄道≠ナす。鉄道網の発達したヨーロッパの戦いでは、特に鉄道≠フ持つ重要性は高いですね。
さて「戦争映画に登場する鉄道=vなんて事でカキコミを始めたら、それこそソレだけでHPが出来てしまうのではないでしょうか。とくに世の鉄道ファン≠ニ呼ばれる方々には、その方面(ヨーロッパの鉄道)の専門家≠フ方もいらっしゃる事でしょうし。最初この【File010】のタイトルは線路は続くよ、戦場までも≠ニ思っていたのですが、断念。そこで、主人公たちが乗る旅客列車や貨物列車については、この際省略(ホッ)させていただき、戦う列車=装甲列車=Armored Train=A列車(爆)が絡む映画についてカキコんでみようと思います。

【鉄路の闘い】
言わずと知れた、この分野?の最高峰映画と言える作品です。何故って?そう本物の独軍装甲列車≠ェ登場します。巨匠ルネ・クレマン監督により終戦後間もない1945年に制作されたため、戦時中に仏国内で使用されていた独軍装甲列車BP42型32号列車ご本人様が登場してるのです。時はノルマンディ上陸作戦時。独軍部隊の増援を妨害するため仏国営鉄道のレジスタンスメンバーたちが共同して運行をサボタージュする話ですが、度重なる妨害の業を煮やした独軍は、輸送列車の前路警戒の為に装甲列車を走らせます。そしてレジスタンスの待ち伏せ攻撃。レジスタンス側の秘密兵器はバズーカ砲¢附b列車側は37mm対空砲≠フ単発射撃と搭載機銃で対抗。最後の仕上げは搭載ルノーR35′y戦車。楽しいくらいに森の中を軽快に走り回ってレジスタンスを蹴散らします。一家に一台@~しいところですな。個人的には、破壊活動によって脱線させられた貨車を撤去する為に派遣された起重機車が、また脱線し・・・だんだん起重機車が大型になっていくのが笑え≠ワす(失礼)あと、何と言っても、谷底に落っこちていく本物≠フ独軍戦闘車両&兵器群ですか(もったいね〜)

【大列車作戦】
こちらも、仏国営鉄道のレジスタンス映画。パリ解放間近、仏国内からベルリンへ運び出されそうになる絵画・美術品を妨害・奪回しようとするお話です。鉄路の闘い≠ェ、ほとんど無名の出演者ばかりだったのに対し、こちらの主演はバート・ランカスター。オープニング近くの操車場シーン。兵器満載の輸送列車(この列車に詰まれている戦車、ど〜もM24改造のパンター戦車もどきですが・・・この作品は確か「パリは燃えているか」よりも先に作られたので、この戦車が「パリは〜」に登場してるのかも知れません。そうそう「将軍たちの夜」にもね)の先頭に装甲された蒸気機関車を連結するシーンです。そして、その前車には装甲火砲車(10.5cm榴弾砲塔&20mm対空機関砲搭載車?)が連結されています。良く出来てはいますが・・・。やっぱ鉄板を貼っただけって言えなくもないなぁ〜。直後、連合軍の爆撃で木っ端微塵(将に表現通り)になってしまいますが・・・。同じシーンで猛爆撃の中を爆走する輸送列車がカッコ良いな〜。

【炎のロシア戦線】
独ソ戦初期、戦うロシア・パルチザン部隊を描いた作品で、主演は若きグレゴリー・ペッグ。この作品には、パルチザンによる輸送列車妨害に対抗して、輸送列車の前路警戒のため、独軍装甲軌道車が登場します。シーンが夜間な為、画面が暗く、ハッキリとした型式は解りませんが、傾斜装甲の車体にルノー軽戦車型の砲塔がチョコンと乗っかってます。勇ましく登場するのですが、後方の輸送列車(なんと弾薬満載)の爆破の誘爆(スゲーェ大爆発)に巻き込まれ一巻の終わり、です。

【軍用列車大爆破】
連合軍による爆撃作戦の陽動作戦のため、蜂起するユーゴ・パルチザン部隊の鎮圧の為登場するのが、特別仕様の武装列車。正確には装甲列車ではありませんが、蒸気機関車及び客車・貨車には防御の鉄板が貼られ、先頭の無蓋貨車にはヤケにスマートな加濃砲(10cmくらいか?)が搭載されていて、睨みを利かせています。この列車もパルチザンの攻撃で一巻の終わり・・・。

【続ヨーロッパの解放】

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11月11日(日)
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